本当の自己理解は一番むずかしい｜技術より起業より“自分を知る”が人生を変える理由

── 霧の中から抜け出すための「本当の自分」との付き合い方

こんにちは、和花人ブログのMIHOです。

最近はコンサル構築や公式LINE構築でバタバタしていて、記事を書くのが久しぶりになりました。
でも今日どうしても書いておきたいテーマがあります。

それは
「自分理解（自己理解）は、技術を身につけるよりも、起業するよりも、ずっと難しい」
ということ。

多くの人は、“好きなことで働く＝技術やスキルを身につければいい” と考えています。

でも本当に難しいのは、スキル習得でも、マーケティングでも、起業の手続きでもなく…
“自分を知ること”。

実はこれが、いちばん時間がかかり、いちばんしんどくて、だけどいちばん人を成長させるんです。
今日はその話をしたいと思います。

私は「自己理解なんてチョロい」と思っていた

正直に言います。

私は、「自分のことくらい分かってるし、自己理解なんてすぐ終わる」と思っていました。

世間の多くの人も私のように、きっとこう思っているはずです。

• 自己理解って、診断ツールとか受ければ数日で分かるんじゃない？
• 自己分析って、就職活動の時にやったし、もういいでしょ
• 40歳にもなれば、そりゃ自分のことくらい分かるよね

…私も、そう思っていました。

だけど、蓋を開けてみれば…
想像を超える深さ、しんどさ、迷い。

• 「え？私って何者？」
• 「好きなこと…あれ？これだっけ？分からない…」
• 「強みって昔のこれ？いや違う？」
• 「長所…だと思っていたけれど、あれ？これ短所かも？」
• 「本当にやりたいこと…なりたい自分…って何だっけ？」
• 「あれ、なんか違う気がする」

ずーっとモヤモヤしっぱなし。

分からない → イライラする → 自分責め → もう嫌になる
このループを何度も何度も繰り返しました。

そして次第に

「こんなにしんどいなら、もう自己理解できなくていい！！」
「自己理解が必要なら、もう変わるの諦めようかな…」

こんな気持ちを、何度も何度も味わいました。

それくらい自己理解はしんどい。
でも、向き合い続けた人だけが見える景色があるんです。

私が自己理解に本気で向き合って8ヶ月。まだ旅は続いている

自己理解って、ノートに1回書けば終わるものじゃないんです。

なぜこんなに時間がかかるのか？

答えはシンプル。

人は日々変化しているから。

価値観も、気持ちも、体調も、昨日と今日ではまったく違うことがある。

だから自己理解は“固定”ではなく生き物のように揺れ動くものなんです。

なぜ自己理解がこんなに大変なのか？

理由はシンプル。

人は「本当の自分」を直視するのが苦手だからです。

• 弱い自分
• 嫌な自分
• 空っぽの自分
• 嘘をついてきた自分
• 誰かに合わせてきた自分

これらを目の前に突きつけられると、逃げ出したくなるからです。

だけどね、逃げずに受け止められるようになった瞬間、人生が進むんです。

今あなたが感じているしんどさやモヤモヤは、“あなたの中に本当の道が存在している” という証拠。
気づく準備ができた人にしか、この苦しさは訪れません。

自己理解が一番レバレッジが効く場所

私が強く感じているのはこれ。

自己理解は、一番レバレッジが効く。

技術よりも
資格よりも
起業よりも
発信力よりも

“自分を知ること” の方が、人生の伸びしろを一気に広げる。

なぜなら、

• 行動の質
• 選択の軸
• 迷いの減り方
• 人との付き合い方
• 生活の満足度

この全部が自己理解で変わるから。

でもここで絶対に忘れてはいけないことがあります。

自分が動かない限り何も変わらない

これは私が自分に一番言い聞かせた部分です。

どれだけ本を読んでも
誰かに相談しても
コンサルを受けても
助言をもらっても

あなたが動かない限り、何も変わらない。

お金を払えば変われるわけじゃない。
教えてもらえば変われるわけじゃない。
導いてもらえば人生が変わるわけじゃない。

変わるのは
「自分が本気で変わりたい」と思って一歩を踏み出した時だけ。

これがとても残酷で、でもとても優しい真実。

諦めなくて良かった。もしあの時投げ出していたら…

正直に言えば、私も途中で何度も投げ出しかけました。

「もういいや、自己理解なんて」
「こんな苦しいなら知らなくていい」
「今まで通りの生き方でいいや」

そう思ったことは数え切れないほどあります。

でもね、
諦めなかった。

だって、ここで諦めたら未来が変わらないと分かっていたから。

このまま生きていったらきっと…

• 毎日どこかに文句を言いながら仕事に行き
• 心のどこかで「本当は違うのに」と思い
• なんとなくで人生が過ぎていき
• 「まぁまぁそれなり」の毎日が続く

そんな未来が目に見えていたから。

だから私は、怖くても、しんどくても、一歩だけ前に進み続けました。

そして今、あの時の私に心からありがとうと言いたい。

成長すると、過去の“最高”が小さく見える

ここが自己理解の面白いところ。

自己理解って技術習得とよく似ているんです。

たとえば寄せ植え。

初めて作った寄せ植え、「私にできるかな…？」と不安でいっぱい。

でも完成した瞬間、「これ私が作ったの！？すごい！！」と感動して、写真を何十枚も撮った。

ところが1年後。

毎日練習して
知識をつけて
花の性質も覚えて
いろいろ失敗もして
成長し続けていった頃。

以前の自分の寄せ植えを見ると、「うわっ…下手だなぁ（笑）」って思う。

これ、花の仕事をしている人なら“超あるある”。

そしてこの現象は、自己理解や目標設定も全く同じです。

深く知っていくほど、以前の目標が“小さく”見えてくる。
以前の“最高の自分”が、ただの“通過点”に見えてくる。

だから「自己理解」も「目標」も固定しない方がいい

成長すると、人は変わります。

• 興味が変わる
• 価値観が変わる
• できることが変わる
• 心が求めるものが変わる

だからこそ、自己理解や目標設定を「固定」してしまうと苦しくなる。

本来は流動的でいいし、むしろアップデートが必要。

寄せ植えの腕が上がっていくように、あなたの内面も変わっていく。

自己理解はしんどい。でも確実に人生を変える

もし今あなたが、

• 分からない
• 苦しい
• モヤモヤする
• 全然進んでない気がする

そう感じているなら、それは“変化の真ん中にいる証拠”。

自己理解は簡単ではありません。
でもその分、人生を本当に変えます。

あなたが自分の人生を生きたいと願うなら、 ゆっくりでいいから、自分と向き合い続けてほしい。

止まってもいい。
泣いてもいい。
投げ出したくなってもいい。

オススメ記事