こんにちは、和花人(わばなびと)ブログのMIHOです。
今日は、ブログ運営やビジネスで成果を上げたい方に向けて、「ペルソナ設定の重要性」をお話しします。
しかも今回は、私が実際にやってみて辿り着いた“自分をペルソナにする”方法と、ブログだけでなく個人事業全体に応用できる考え方をお伝えします。
ペルソナとは?ターゲットとの違い

ペルソナとは、理想の顧客像を「ひとりの人物」として具体的に設定すること。
ターゲットの例:
大まかな属性(例:40代女性・東海在住・ガーデニング好き)
ペルソナの例:
- 年齢・居住地:三重県在住、45歳
- 職業:正社員勤務
- 家族構成:子育て中、子どもは小中学生
- 趣味:庭いじり
- 平日の暮らし:仕事があり庭作業はできない
- 休日の過ごし方:寄せ植えづくりや庭作業、子どもとの時間を大切に
- 夜の習慣:園芸動画を視聴し、気に入った道具をネットで購入
こうして設定すると、美咲さんの生活リズムや行動パターンが具体的に見えるため、どんな記事や商品が響くのかが一気に明確になります。
私の過去の“ぼんやりペルソナ”

正直に言うと、私は長い間ペルソナをちゃんと設定していませんでした。
「40~50代女性、花好き」くらいのざっくりしたイメージ。
これでは、オンラインショップでの販売戦略も、ブログの記事も、誰に向けて書いているのか曖昧になってしまいます。
結果、
- メッセージが薄い
- 商品やサービスの訴求が散らばる
- 想定外の層ばかりから反応が来る
…という状況になっていました。
ペルソナを設定する3つの方法
これは私が参考にしたマーケティングの定番手法で、ビジネスにも通用します。
- 既存客で典型的な人を設定する
実際に商品やサービスを利用している「顧客」から、もっとも理想的なタイプを選びます。 - 既存客がいない場合は、知っている人から設定する
身近にいて、まさにターゲットに「当てはまる人」をモデルにします。 - 該当者がいない場合は、理想の顧客を想像する
まだ出会っていないけれど「来てほしいお客様像」を、細部まで具体化します。
この中では、できれば1や2のようなリアルに存在する人物が望ましいです。
理由は、その人に直接ヒアリングして、悩みや理想、購入の決め手などを知ることができるから。
面倒でもここを省略しないことが、成果を上げる近道です。
ペルソナは「自分」でもいいのか?
結論から言うと、自分自身がターゲットに当てはまっているなら、自分をペルソナにしてもOKです。
ただし注意点もあります。
今の自分をペルソナにすると、どうしても自分目線で考えてしまい、ターゲット目線になれなくなることがあります。
ですので、自分ペルソナを設定するときは、必ず第三者的な視点も持つことが重要です。
私の等身大ペルソナ(実例)

- 年齢:40代女性
- 趣味:ガーデニング
- 仕事:会社員として勤務(副業経験あり)
- 現状の悩み:自分の思うような働き方ができない
- 特徴:アイデア豊富で、人の役に立ちたい気持ちが強い
- 社内での葛藤:男社会の中で発言しすぎると「目の上のたんこぶ」扱いされそうで怖い
- 心の奥の願い:もっと輝きたい、自分の能力を高めたい、人生を楽しみたい、好きなことを好きなだけやりたい
この人物像は、まさに「私」です。
自分だからこそ、感情や行動パターンを正確に描けるし、記事や商品提案もリアルになります。
ペルソナ設定が重要な理由(ブロガー視点)
(1) 記事がぶれない
ブログ初心者や経験者でも陥りやすいのが「記事の方向性が毎回違う」という悩みです。
ペルソナを設定していないと、ある日は寄せ植えの記事、次の日は家庭菜園、その翌週は全く関係のないライフスタイル記事…と、テーマが散らばりがち。
しかし、「三重県在住・45歳主婦の美咲さん」に向けて書くと決めると、記事内容や情報の深さが自然と統一されます。
例えば、美咲さんが興味を持つテーマはこんな感じです。
- 「庭作業の時短テクニック」
- 「休日に子どもと一緒に楽しめる寄せ植えレシピ」
- 「忙しい平日にできる園芸動画の活用法」
こうした記事はペルソナが一貫しているため、ブログ全体のテーマ性が高まり、読者からの信頼感もアップします。
(2) 共感されやすい
ペルソナが具体的だと、細部のエピソードまで描けます。
例えば「休日の朝、子どもがまだ寝ている間に、庭のバラを一輪だけ切って玄関に飾る時間が好き」という一文は、同じような生活をしている読者の心をぐっと掴みます。
ただ情報を並べるだけでなく、
「あ、これ私もやってる」
と思わせる文章が書けるのは、ペルソナ設定の大きな力です。
(3) SEO対策が強化される
美咲さんが実際に検索しそうなワードを想像できるようになります。
例えば、
- 「平日 庭作業 できない 時間の作り方」
- 「子どもと一緒にできる寄せ植え」
- 「45歳 ガーデニング 趣味」
こういった検索キーワードは、現実の生活をベースにしているからこそ的確に拾えます。
結果、検索流入が安定して伸びやすくなります。
ペルソナ設定が重要な理由(ビジネス視点)

(1) 商品・サービス設計の精度が上がる
ビジネスで成功するには、「お客様の悩みを解決する」ことが前提です。
美咲さんの生活を想像すると、
- 平日は庭に出られない
- 休日は家族との時間も大事にしたい
- 体力をあまり使わずに楽しみたい
という条件が見えてきます。
これらを踏まえて作る商品は、例えば「15分で完成する寄せ植えキット」や「腰に負担をかけない作業台」など、的確にニーズを満たすものになります。
(2) マーケティングメッセージが刺さる
単なる「寄せ植えレッスン」よりも、圧倒的に共感度が高く、反応率も上がります。
(3) 集客チャネルの最適化
美咲さんは夜に園芸動画を視聴し、気に入った道具をネット購入します。
つまり、YouTubeやInstagramリール、Pinterestなど「ビジュアル+短時間で情報が得られる媒体」が効果的です。
一方、朝早くに庭仕事をする人が多い層なら、新聞折込や朝のラジオCMなどが有効ですが、美咲さんのような層には響きません。
この違いを知ることで、広告費や時間の無駄を減らせます。
(4) リピート率が向上
「この商品は私のために作られた」
と感じてもらえるサービスは、自然とファンを生みます。
例えば、美咲さんのような層に向けた「季節ごとの寄せ植えキット定期便」なら、年に数回のリピート購入が見込めます。
個人事業では特に、こうした固定客の存在が安定収益につながります。
美咲さんペルソナを活かした記事・商品例

ペルソナが明確になると、「どんなテーマの記事や商品が響くか」が一目でわかります。
三重県在住・45歳主婦の美咲さんを想定すると、次のような具体案が浮かびます。
ブログ記事例
- 「平日庭に出られない人必見!夜でも楽しめるガーデニングの工夫」
→ 夜に園芸動画を楽しむ美咲さんに向けて、室内でできる植物管理や夜の癒し時間を提案。 - 「休日30分で完成!子どもと一緒に作る寄せ植えレシピ」
→ 家族時間を大切にしたい美咲さんにぴったりの短時間でできるレシピ。
商品例
- 「室内で楽しめる寄せ植えキット(ライト付き)」
→ 平日夜でも作業可能なキット。植物の光量不足を補うライト付き。 - 「腰にやさしい作業台&ツールセット」
→ 長時間の作業が負担になる人のために高さを調整できる作業台と軽量工具のセット。
SNS投稿例
- 「平日5分の庭チェックルーティン」
- 「週末親子ガーデンDayのすすめ」
こうした具体案は、ペルソナを細かく設定しているからこそ浮かびます。
まとめ:ペルソナはビジネスの羅針盤
ペルソナ設定は、単なるマーケティングの一工程ではありません。
特に個人事業では、方向性がぶれるとすぐに「売上」や「集客」に影響します。
美咲さんのような人物像を詳細に描くことで、次のメリットが得られます。
- ブロガー視点:記事の一貫性・共感度・SEO精度が向上
- ビジネス視点:商品企画・訴求メッセージ・集客チャネルが明確化
- 顧客維持:固定客化が進み、安定収益につながる
ペルソナは一度作ったら終わりではなく、ライフスタイルや時代の変化に合わせて定期的に見直すべき資産です。
次のステップ
もしまだペルソナを設定していないなら、今日からでも始めてみてください。
やることはシンプルです。
- 「誰に届けたいか」を一人に絞る
- 年齢・職業・趣味・日常・悩み・行動パターンを書き出す
- 実際にその人に会っているつもりで文章や商品を作る
最初は空想の人物でも構いません。
しかし、実在の顧客や自分をモデルにすると、情報のリアルさと説得力が段違いです。
私自身も、ぼんやりと「40代女性、花好き」だった設定から、「美咲さん」や、「今の私」のような具体的ペルソナに変えたことで、記事作りも商品提案も迷いが減りました。
みなさんもぜひ試してみてくださいね!




