昨日、私は本気で思いました。
「もう辞めてやる」って。
その瞬間の私は、泣きそうでもあり、怒ってもいて、でも一番近い感情は──“虚しさ”でした。
どれだけ頑張っても評価されない。
人手不足のせいで、最近は誰かのフォローばかりで、自分の仕事が見えない。
「任せられる仕事が少ないから、あぶれた仕事をシェアしてもらう」
──そんな言葉で、私の役割がまとめられてしまう現実。
会社のために、みんなのために動いてきたはずなのに、気づけば「なんで私だけこんなに中途半端なんだろう」と思っていました。
黙っているだけで、機嫌が悪いと思われる
40代になると、職場での立ち位置が本当に難しい。
若い頃のように勢いだけでは通用しないし、年上として落ち着いていようとすると、「怖い」「機嫌悪い?」と見られてしまう。
私はただ、疲れて喋る気力がなかっただけなのに。
ただ静かにしていたかっただけなのに。
それなのに、「○○さん、大丈夫?」と声をかけられるたびに、心が委縮する。
“御局感”──。
その言葉が、心のどこかにずっとひっかかっていました。
誰も悪くない。
でも、そう見られるんじゃないかと思うと辛かった。
「辞められない自分」に腹が立った夜

昨日、家に帰ってノートを開きました。
心の中がぐちゃぐちゃで、整理しないと壊れそうだったから。
そして、書き出した言葉がこれ。
「辞めたい」
「でも辞められない」
「生活がある」「子どもがいる」
「コンサルの準備がまだ」「不安」「怖い」
書きながら、だんだん腹が立ってきた。
辞めることすらできないなんて、なんて意地汚いんだろう。
“安定”にしがみついて、変わる勇気もない。
自分が一番嫌っていたタイプの人間じゃないか!!
その瞬間、私の世界の色が消えていきました。
絶望に落ちていく感覚。
こんな中途半端な自分で、何をしてもダメなんじゃないかって。
何も見えなくなって、ただ涙が出ました。
でも、ふと思ったんです。「いや、待てよ」と。
でも、次の瞬間、もうひとつの疑問が浮かびました。
「次のコンサルって、こんな否定的な気持ちでやっていくの?」
「好きなことを好きなだけやっていく」
「自分らしい生き方を叶えていく」
──それが私のテーマのはずなのに、“嫌な気持ちから逃げるため”に始めるなんて、なんか違う。
もし今の仕事が嫌だから辞めてコンサルをするのなら、それは“夢”じゃなくて“逃避”になる。
「今を楽しめないのに、コンサルがうまくいくはずがない」
そう思った瞬間、頭の中が少しクリアになりました。
「もっとプラスで繋げたい」
私は、逃げるように次へ進みたくなかったんです。
「今の私が嫌いだから」ではなく、「今よりもっと素敵な人生にしたい」から進みたい。
そう思ったら、心の底にあった絶望が、少しずつ“希望”のかけらに変わっていきました。
「今、こんな気持ちで辞めても、きっと“逃げた”だけになる」
「でも今の環境の中でも、もう少しできることがあるんじゃない?」
そう思えた時、不思議と体が軽くなったんです。
「辞められない」ではなく、「辞めないと決めた」
だから私は、言葉を変えました。
「辞められない」ではなく、「辞めないと決めた」。
そう言い換えるだけで、驚くほど気持ちが変わる。
同じ現実でも、主導権が戻ってくる。
これは我慢ではなく、自分の人生を自分でコントロールする行為です。
会社は「私を縛る場所」ではなく、「整える場所」
私はこれから、個室対応で仕事ができる環境になります。
「静かに集中できる」と考えれば、とてもありがたい環境。
会社はきちんと「配慮してくれている」んです。
寄せ集めの仕事が多いことも、私の性格上、「暇な時間を退屈に過ごす」よりはマシです。
つまり、会社は敵ではなく、整える場所にもできる。
そう思えるようになってから、私は少しずつ“楽”になっていったんです。
誰かのフォローができるということは、私が器用で柔軟だから
今までは「誰かのフォローばかりで、自分の仕事がない」と思っていました。
でも今は、考え方を少しだけ変えてみました。
全体を見渡して、足りない部分を補える。
人の動きを察して、先に手を打てる。
これって、ただのサポートじゃない。
器用で、柔軟で、信頼されている証拠。
フォローできる人は、“チームの土台”になれる人。
そう思ったら、これまでの自分の努力が、やっと報われた気がしました。
40代は、「戦う」より「整える」時期
20代の頃は、認められたくて必死だった。
30代は、家庭と仕事の両立で精一杯だった。
そして40代。
気づけば、“これからの自分の人生をどう生きるか”を整える時期になっていました。
もう、他人と比べて自分を削る時期じゃない。
「今あるものを整える」「心と体を守る」それこそが、40代からの生き方。
考え方を変えたら、見える景色が変わった
昨日までは「辞めたい」しか見えていなかったのに、今日は少し違います。
「今は整える時期だから、焦らなくていい」
「私は柔軟に対応できる力がある」
「誰かを支えられるって、素敵なこと」
そう考えたら、心がスッと軽くなりました。
“できないこと”ばかりに目を向けていたけど、私はずっと“できていること”もたくさんあったんです。
そして今日、私はこう思えています
昨日は「辞めたい」だったけれど、今日は「まだやれる」になりました。
辞める・辞めないの二択ではなく、“どう生きたいか”を自分で選ぶこと。
それが、40代女性の働き方の新しい形なんだと思います。
そして今、心から思うこと

こうして少しずつ考え方を変えられるようになったのは、私ひとりの力じゃありません。
SNSやブログを通して応援してくれるフォロワーさん、私の発信を読んで共感のメッセージをくれる読者のみなさん、寄せ植えや動画制作の世界で導いてくれた師匠たち、そして何より、毎日そばで笑ってくれるおチビたちと主人。
それがどれほど心を支えてくれたか、言葉にできないほど感謝しています。
この文章を書きながら改めて思います。
私はひとりじゃなかった。
だからこそ、もう一度前を向ける。
MIHO完璧な人間じゃないから、またすぐにマイナス思考になることもあると思います。
でも、昨日より今日のほうが、少しだけ前を向けている自分を感じます。
これからの人生も、「好きなことを好きなだけやっていく」その原点の気持ちを大切に、今を丁寧に、生きていきたいと思います。
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