木を見て森を見ず?ビジネスに役立つ「俯瞰力」の重要性と実践方法

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こんにちは!MIHOです。
今日は、これから事業を始める人にとって欠かせないビジネスマインドについてお話しします。

テーマは「木を見て森を見ず」という教訓と、それを防ぐための「俯瞰する力」です。

私は花苗のオンラインショップを2年間運営し、その後ブログと映像制作にシフトしました。

振り返ると、ビジネスを続けられた理由のひとつは、細部ばかりにとらわれず、全体像を意識する「俯瞰力」を意識してきたからだと思います。

これから開業するあなたに、ぜひこの視点を持ってほしい理由と、その鍛え方をお伝えします。

今回の記事の目次

1. 「木を見て森を見ず」って、どういうこと?

画像:生成AI✕MIHO

まず、皆さんがよく耳にする「木を見て森を見ず」という言葉。

直訳すると、細かい部分にばかり目を向けて、全体像や大局的な視点を欠いてしまうことを意味します。

例えば、森の中で1本の木の葉っぱばかりをじっと見つめ、周りにどんな木があるのか、森全体がどう広がっているのかを見ていない状態です。

ビジネスにおいてこの考え方が当てはまるのは、例えばこんなケースです。

目の前の売上に一喜一憂する
目の前の売上が伸びているときに、数字だけを追って調子に乗ってしまう。
でも、長期的な「マーケティング戦略」や「ビジネスの方向性」が見えていないと、「急な景気の変動」や「市場の変化」に対応できず、結果的に事業が傾いてしまうことがあるんです。

目の前のタスクに追われすぎる
日々の業務に忙しくて、目の前のタスクをこなすことだけに集中していると、将来的に必要な「成長戦略」や「リソース配分の計画」をおろそかにしてしまう可能性があります。

「木を見て森を見ず」の状態だと、細かい成功や失敗に左右されてしまい、全体的な方向性や目標に向かって進むのが難しくなってしまうんです。

2.「 俯瞰する力」が大切な理由

さて、次に「俯瞰する」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「俯瞰する」とは、文字通り、上から全体を見渡すように視点を変えて物事を捉えることです。

事業を始める際に重要なのは、この「俯瞰する力」です。

俯瞰して見ることで、全体の構造や大局を理解し、自分がどこにいるのか?、どこに向かっているのか?を明確にすることができます

例えば、新しい事業を開業する場合、あなたの目の前にある具体的な商品やサービスのアイデアがどれだけ魅力的でも、それだけに固執してしまうと、次第に「市場全体のニーズ」や「トレンドの変化」に追いつけなくなります。

俯瞰することで得られる3つのポイント

全体の戦略を見失わない
どんなに日々の業務が忙しくても、全体像を把握していることで長期的なビジョンに沿った行動ができます。
例えば、今はお客さんの声を集めることが優先されているとしても、それがどれだけ自分のビジネス全体に役立つのかを理解しながら進められるのです。

適切な判断ができる
俯瞰することで、細部に偏らずに大きな視点で判断ができるようになります。
具体的には、「資金繰り」や「マーケティング」、「組織運営に関する判断」が可能になります。
例えば、目先の利益を追求しすぎることなく、将来の成長に必要な投資をするべき時が見えてきます。

リスク管理ができる
俯瞰することで、リスクを早期に察知することができます。
例えば、「業界全体の動向」や「競合他社の動き」に注意を払い、予測できる問題や課題に対して準備をしておくことができます。
これにより、予期しないトラブルや競争の激化に備えることができます。

3. 会社員は「俯瞰する」が苦手な理由

実は、会社員時代の私は「俯瞰力」が弱かったです。

その原因は、「役職」や「業務分担」によって視野が固定されてしまうこと

一般社員は「自分の担当業務」だけをこなすことが求められ、全体像を知る機会が少ないため、どうしても「木を見て森を見ず」になりがちです。

4. 各役職に当てはめてみると…

役職主な視点状況の例必要な視野
一般社員木を見る与えられたタスクに集中自分の仕事の目的を理解し、隣の席の人の動きにも関心を持つ
主任・リーダー木を見つつ枝も見るチームの進捗管理チーム全体の動きと部署内の目標を意識
係長森を見る準備段階部署間の連携調整部署全体+他部署との関係性を考える
課長森を見る部署の方向性を決定部署横断のプロジェクトや会社全体の方針を踏まえる
部長以上大きな森を見る会社全体の戦略策定市場や業界全体を見渡し、経営方針を立てる

多くの人は「木を見る」ポジションに長くいるため、森を見る視点を持つ練習をしないまま独立してしまいます。

これでは、開業後に迷子になる可能性が高いのです。

5. 開業前に「森を見る」練習をしておこう

もし今あなたが会社員で、これから開業を目指すなら、俯瞰力は今からでも鍛えられます。

・上司の視点を想像する
「なぜこの判断をしたのか?」を考えるクセをつける。
・部署間の流れを理解する
 自分の仕事が全体のどこに影響しているかを把握する。
・数字と流れの両方を見る
 売上やコストだけでなく、そこに至る人や工程も見る。

こうした意識は、起業後の意思決定スピードと正確さを大きく左右します。

6. 俯瞰する力をどう養うか?

では、どのようにして「俯瞰する力」を養うのでしょうか?
ここでは、いくつかの方法をご紹介します。

1. 全体図を紙に描く

頭の中だけで考えるより、紙に描くと抜けや偏りに気づけます。
事業の核(商品やサービス)を中心に置き、「集客 → 興味 → 購入 → アフターフォロー」の流れを書き出しましょう。
それぞれの手段(SNS・決済方法・リピート施策など)も記入すれば、全体の流れが一目でわかり、優先すべき改善ポイントが見えてきます。

2. 定期的な戦略見直し

事業を運営していると、日々の業務に追われがちですが、定期的に戦略を見直す時間を確保しましょう。
例えば、「月に一度」や「四半期ごと」に自分のビジネスが目指している方向と進捗を見返して、どこに改善が必要かを考えることが大切です。

3. 目標設定を明確にする

事業の目的や目標をしっかりと設定して、それを基に毎日の活動がどのように目標に貢献しているのかをチェックしましょう。
目標が明確になれば、すべての活動がその達成に向かっていることを確認でき、方向性を見失うことがありません。

4. 長期視点で判断する癖をつける

意思決定のたびに「これをやったら3年後どうなる?」と自問しましょう。
短期的な利益だけでなく、将来の顧客づくりやブランド価値向上につながるかを考えることで、ブレない経営判断ができます。
一時的な流行や数字に振り回されず、持続可能な事業を育てられます。

5. 外部の意見を取り入れる

俯瞰する力を養うためには、自分一人の視点だけでなく、外部の意見を取り入れることも重要です
例えば、メンターや業界の専門家からアドバイスをもらったり、定期的に市場調査を行ったりすることが役立ちます。
外部の視点を取り入れることで、視野が広がり、全体の状況をより客観的に把握することができます。

7. まとめ:木を見て森を見ずにならないために

これから事業を開業するあなたにとって、「木を見て森を見ず」という状態にならないように心掛けることが非常に大切です。

細部に目を向けることも重要ですが、全体像を俯瞰し、長期的なビジョンを持って進むことが、持続可能なビジネスを築くための鍵です。

  • 全体像を常に意識して、「目標」に向かって進みましょう。
  • 定期的に戦略を見直し、「改善点」を見つける時間を作りましょう。
  • 外部の意見や市場の動向にも耳を傾けて、柔軟に対応しましょう。

これらのポイントを実践し、ビジネスの成功に繋げていきましょう!
自分のビジネスがどんな方向に進んでいるのかをしっかり把握し、確実に一歩一歩進んでいくことが、最終的な成功へと導いてくれます。

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