【完全ガイド】アドセンス合格後にやること|初期設定・広告配置・収益化の全手順【初心者向け】

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こんにちは、和花人ブログのMIHOです!
この記事では、Googleアドセンスに合格した直後にやるべき初期設定〜収益化までの手順を、初心者さんにも分かりやすくまとめました。

「合格したけど次に何をすればいいか分からない…」
「広告の貼り方で失敗したくない…」

そんなあなたに向けた、抜け漏れゼロで収益化を進めるロードマップです。

今回の記事の目次

最短ロードマップ(初心者向け)

アドセンス合格直後は、何から手をつけていいか迷いがちです。
まずは 「収益が発生する仕組みを動かすために最低限必要な設定」 を、順番にこなしていきましょう。

  1. 支払い設定と住所確認(PIN)を先に完了
  2. プライバシー&同意管理(CMP)を有効化
  3. ads.txt を配置(推奨)
  4. 自動広告(Auto ads)を控えめ設定でON → 重要ページは除外
  5. 記事中盤・記事下に手動ユニット(最小構成)
  6. GA4と連携して計測を一本化
  7. ポリシーと無効トラフィック対策で“安全運転”
  8. 1週間ごとに 表示・速度・収益の3点をチェック

支払い設定と住所確認(最優先)

支払い情報・銀行口座の登録

合格直後に [AdSense > お支払い] で銀行口座を登録します。
報酬は日本では銀行振込が基本です。
登録名義は銀行口座と完全一致させることを忘れずに。
登録手順については以下の公式ヘルプが最も確実です!

公式ヘルプ:支払い方法の追加・編集

住所確認(PINコード)

収益が約1,000円に達すると、自宅に6桁PINコードが郵送されます。(3週間ほどかかる)
到着後、期限内に入力して住所確認を完了させましょう。
届かない場合の対処など、詳しい情報は以下の「公式ヘルプ」を参照くださいね。

⚠ 3回間違えると広告配信が停止されます。再発行でやり直し可能。

公式ヘルプ: 住所確認の方法

米国税務情報(W-8BEN)の提出(初回のみ)

アドセンスでは、米国との租税条約に基づく税務情報(W-8BEN)の提出が必要です。
提出することで、米国からの収益にかかる30%の源泉徴収が免除されます。

この手続きは アドセンスに初めて合格したときに一度だけ行えばOK で、2つ目以降のサイトでは不要です。

▼米国税務情報の提出手順は、以下の記事で詳しく解説しています👇

プライバシー&同意管理(CMP)の必須対応

2024年からEEA(欧州経済領域)・英国・スイス向けにCMP対応が必須になりました。
AdSenseの [プライバシーとメッセージ] からGoogle公式CMP(IAB TCF 2.2準拠)をONにするだけで完了します。

海外アクセスがゼロとは限らないので、合格直後にONが安心です。

日本ローカルのブログでも、海外流入がゼロとは言い切れません。先にスイッチを入れておくのが安全です。

▼CMPについてはこちらの記事で紹介しています。

ads.txtの設置(推奨)

ads.txtは必須ではありませんが、設置することで広告主から「正規の在庫」と認識されやすくなり、入札率が上がる可能性があります。

特に合格直後や追加サイトでは「ads.txtを設置してください」という警告が出ることがあります。
(私は出ました(笑))

設置は一度きりでOKなので、早めに対応しておきましょう。

▼設置手順はこちらの記事で詳しく解説しています

※準備中

FTPも不要で、エックスサーバー管理画面だけで数分で完了できます。

自動広告(Auto ads)の“安全な初期値”

合格直後は、Auto adsを“控えめ”に設定することが、最短で収益化する近道です。

理由は、広告を多く貼りすぎるとUX(ユーザー体験)が急激に悪化し、離脱率が上がるから。
Googleは「広告の見た目や配置がユーザーの操作を妨げる」と判断すると、広告の配信数を制限したり、クリック率が極端に下がったりすることがあります。

・ページ表示が重くなる
・コンテンツより広告が目立ちすぎて読者が離脱
・誤クリックと判断され、無効トラフィック判定のリスク

このような状態では、たとえ広告を増やしてもクリックが伸びず、収益が発生する前に広告が制限されてしまうこともあります。

だからこそ、最初は少なめに設置してUXを保ち、健全なトラフィック評価を積み重ねることが、結果的に収益化の近道になります。

【おすすめの配置】

  • Auto ads:ON
  • 広告負荷(Ad load):下寄り(控えめ)
  • アンカー/ビネット:ON(強すぎれば下げる)
  • ページ除外:プライバシーポリシー・プロフィール・問い合わせなどは除外
  • 領域除外:見出し直下やボタン直近は除外して誤クリックを予防

上記はAdSenseのプレビュー画面除外機能で調整できます。

MIHO

広告が出始めるまで最大1時間かかることがあります。
焦らず反映を待ちましょう。

手動ユニットは「少数精鋭」から

Auto adsに加えて、狙い撃ちの「2点」だけから始めると失敗が少ないです。

  • 記事中盤:(段落と段落の谷間)→ [記事内広告]
  • 記事下:記事下(本文直後)→ [Multiplex広告(旧:関連コンテンツ)]

WordPress(SWELL想定)実装メモ

  • AdSenseコード設置Google公式の「Site Kit」 が安全・簡単
    (ヘッダに自動設置/GA4連携も一括)
  • 手動ユニットは SWELLの「広告コード」ブロック or 「カスタムHTML」で貼付。
  • 見出し直下/ボタン直近は避ける(誤クリック対策)
  • 特定ページはAuto ads除外(ポリシー・問い合わせ・サンクスページ等)
  • 表示が崩れる・CLSが増える場合は、領域除外広告負荷スライダーで微調整

GA4と連携して“見える化”

AdSense × GA4 連携で、ページ別収益(広告収益)×ユーザー行動を同じ画面で分析できます。

具体的に見えるようになるデータ

  • 各ページの ページビュー × AdSense収益
  • 流入元(検索 / SNS / 直リンクなど)ごとの 収益貢献度
  • デバイス別(スマホ / PC)や地域別の 広告収益の傾向
  • 滞在時間や直帰率と収益の関係

例:「検索から来たユーザーは1PVあたり○円」「このカテゴリ記事は収益率が高い」など、収益の“稼ぎ頭”が明確になります

反映方法について

  • 連携は [AdSense > アカウント > アクセスと認証 > Google アナリティクスの統合] から。
  • 新しいリンクをクリックして、自分の該当するアナリティクスアカウントを選びましょう。
  • 連携するとGA4レポートにAdSenseの指標が出せます。
    (※反映まで最大24時間ほどかかります)
  • データはGA4の「収益化」→「広告」などのレポートで見られます。

“どの流入 × どの記事構成”が収益化と相性が良いのかが見えてきます。

ポリシー&無効トラフィック対策(超重要)

アドセンスは、ポリシー違反や無効トラフィックがあると広告配信が止まってしまう仕組みになっています。

どれだけ記事を増やしても、アカウントに問題があると収益がゼロになるリスクがあるため、最初から「安全運転」で進めることが大切です。

無効トラフィックは、意図的でなくても発生することがあるので、合格直後から正しい広告配置と注意点を知っておくと安心です。

  • 誤クリック誘導のない配置(見出し直下やボタン横は避ける、広告に紛らわしいラベルを付けない)
  • 自分で広告をクリックしない、クリックを依頼しない(SNSで「押してね」はNG)
  • コンテンツポリシー(不適切・誤情報・権利侵害など)を遵守

「広告配信の制限」が出たら…

新規~序盤は、アカウント評価のため一時的に広告配信が制限されることも。
無効トラフィックの疑いがある場合も制限対象です。

ダッシュボードのポリシーセンターで状況を確認し、健全なトラフィックを積み上げましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 広告が表示されない/急に減った

反映まで最大1時間かかることがあります。
まずは待機→それでも出ない場合は…

  • コード設置(Site Kit/テーマ設定)
  • Auto adsがONか
  • ページ・領域除外の設定

を順に確認しましょう。

Q2. 広告を載せない方がいいページは?

プライバシーポリシー、免責、問い合わせは除外が無難です。

Q3.CMPは必須なの?

欧州ユーザーに広告配信するなら必須。

Q4.ads.txtは必須なの?

任意ですが推奨。広告主の信頼性向上に繋がります。

Q5.2つ目以降のサイトも同じアカウントで運営できる?

審査は毎回必要です。
AdSenseのアカウント自体は1アカウントで複数サイトOKです。

Q6. シンガポールや米国の税務情報は必要?

2025年現在では、日本在住の個人ブロガーは シンガポール税務情報の提出は不要です。
アドセンスはGoogle Asia Pacific経由の支払いですが、日本居住者は対象外となっています。
また 米国税務(W-8BEN)は初回提出済みなら2つ目以降のサイトでは不要です。

Q7. eコマース(Ecommerce)って登録必要?

ECサイト(ネットショップ)向けの専用計測機能で「購入に関する詳細データ」 を記録する仕組みです。
通常のブログではeコマースは使いません

アドセンス合格後に役立つチェックリスト

アドセンスに合格したあと、「何から手をつければいいの?」と迷いやすい最初の1週間をサポートするために、やるべき作業を日ごとに整理したチェックリスト(PDF形式) をご用意しました。

  • 合格当日に設定しておくべき項目
  • 広告設置やGA4連携、無効トラフィック対策
  • 忘れやすい米国税務情報(W-8BEN)やads.txt対応も掲載

印刷してデスクに貼ったり、スマホで開いて進捗管理に使えます。
下記から無料でダウンロードできます。

まとめ|少しずつ整えて、安心して収益化の一歩へ

アドセンスに合格したばかりのときは、「何からやればいいんだろう…」と不安になるかもしれません。

でも大丈夫。
今日ご紹介した手順を ひとつずつ丁寧に整えていくだけで、確実に収益化への土台ができます。

焦ってたくさん広告を貼ったり、一気に設定を詰め込む必要はありません。
むしろ、少数精鋭&安全運転で進めることが、長く安定して伸ばしていく近道です。

設定が終わったら、あとは あなたらしい記事を楽しく積み上げていくこと が最大の成長エンジンになります。

これからのブログ運営が、あなたにとって実りある素敵な挑戦になりますように…。
応援しています~!

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