こんにちは、和花人ブログのMIHOです。
花苗や寄せ植えを販売していた頃、そして今の副業ブログを運営していても感じるのは、「モノを売る」ことはただ商品を紹介するだけではないということです。
お客様は「特徴」や「スペック」よりも、「これを手にしたらどんな気持ちになれるか?」「どんな未来が待っているか?」に心を動かされます。
だからこそ、心理学の視点を少し取り入れるだけで、文章の伝わり方や売れ方が大きく変わってくるんです。
今回はその中でも特に大切な考え方、ベネフィット提示についてお話しします。
ガーデニング系の販売にも、副業ブログの記事づくりにも応用できる内容なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベネフィットとは?メリットとの違い

「ベネフィットって聞いたことはあるけど、メリットとどう違うの?」
そんなふうに感じる方も多いかもしれません。
簡単に言うと、
・メリット=商品の「特徴」や「スペック」
・ベネフィット=その商品を手にした“あなたが得られる未来”
たとえば花苗なら…
・メリット:「この苗は耐寒性が強く、長く咲きます」
・ベネフィット:「寒い冬でも玄関先が明るく彩られ、毎日気持ちよく出かけられます」
同じ事実を伝えていても、聞いたときに「欲しい!」と思えるのはベネフィットの方なんです。

読者やお客様が本当に知りたいのは、「商品そのもの」ではなく「それを使ったらどんな気持ちになれるか?」ですよね。
あなたはどちらに魅力を感じますか?

ここでちょっと問いかけです。
1.「玄関に置いた瞬間、ラベンダーの香りがふわっと広がり、帰宅した家族が思わず笑顔に。
毎日の疲れが癒されます。」
2.「このラベンダー苗は、当店で販売した花苗の中でリピート購入率87%を記録。
『毎年ここで買うのが楽しみ』という声を多くいただいています。」
どちらの文章に心が動きましたか?
…多くの人は①の“感情に訴えるベネフィット”の方を選ぶでしょう。
ガーデニング系(花苗・寄せ植え)での活用例

ガーデニングの商品を紹介するとき、ただ「丈夫です」「長く咲きます」と説明しても、なかなか心には響きませんよね?
ベネフィット重視(例示)
たとえばこんな伝え方をしてみてください。
- 「玄関に寄せ植えを置くと、訪れた友人が『素敵!』と喜んでくれるかもしれません」
- 「休日に子どもと一緒に苗を植えると、小さな会話や笑顔が増えていきます」
統計で補強
もちろん感情だけでは不安になる方もいます。
そんなときは、数字で安心感を与えてあげましょう。
- 「レビュー★4.8以上」
- 「リピート率◯%」
ガーデニング系が「ベネフィット重視」な理由
- 買い手の心理
ガーデニングは「生活に彩り」「癒し」「香り」「楽しさ」といった 感情や体験価値 を求める商品。 - 購買の基準
「この花を飾ったらどんな気持ちになるか」「どんな暮らしが待っているか」が決め手になる。 - 統計だけだと弱い
「発芽率95%」や「レビュー★4.8」も安心材料にはなるけど、買う理由の中心にはなりにくい。
例)
「玄関に寄せ植えを置くと、訪れた友人が『素敵!』と喜んでくれるかもしれません。
実際に寄せ植えを購入された方の7割以上が、リピート購入されています。」
副業ブログでは「統計多め」が正解

副業記事では「統計」が土台になりやすいですが、読者の心を動かすのはやはりベネフィット。
- 統計(6〜7割):PV数・収益額・合格率などで信頼を作る
- ベネフィット(3〜4割):ブログを始めたら「どんな未来が得られるのか?」を描く
例)
「私のブログは開設から8か月で月◯万円の収益を超えました。
そこから、平日の夜や休日を家族と過ごす時間に充てられるようになったんです。」
ブログ系が「統計重視」な理由
- 読者の心理
副業や収益化の記事を読む人は「信じられる根拠」が欲しい。
感情だけでは「本当に稼げるの?」と疑う。 - 購買・行動の基準
「月◯万円稼いだ人がいる」「◯ヶ月で合格した人が多い」といった 数字・実績 が安心材料。 - ベネフィットだけだと怪しい
「自由な暮らしが手に入ります!」だけでは怪しい情報商材に見えてしまう。
あなたの商売はベネフィット型?統計型?見極め方
ここで少し立ち止まって、自分のビジネスが「ベネフィット重視」なのか「統計重視」なのかを考えてみましょう。
判断の目安になるのは、お客様がどんな視点で商品を選んでいるかです。
1. お客様は感情で動く?理性で動く?
- 「かわいい!」「癒される」など感情で選ばれる商品 → ベネフィット重視
- 「どのくらい効果ある?」「元は取れる?」と理性で判断される商品 → 統計重視
2. 未来を想像しやすい商品かどうか?
- 飾ったイメージや使った場面がすぐ思い浮かぶ → ベネフィット型
- 想像が難しく、数値やデータが安心材料になる → 統計型
3. お客様のよくある質問は?
- 「これを置いたらどんな雰囲気になりますか?」 → ベネフィットを求めている
- 「どのくらい持ちますか?」「成功率は?」 → 統計を求めている
まとめ|「感情」と「統計」の黄金比
- 人は未来を想像して「欲しい」と思い、数字で安心する
- ガーデニング販売 →ベネフィット多め(7〜8割)、統計は補強
- 副業ブログ → 統計多め(6〜7割)、ベネフィットで共感
- 大切なのは「商品そのもの」ではなく「得られる未来」を示すこと
商品やサービスを紹介するとき、つい「特徴」や「強み」ばかりを伝えたくなってしまいますよね?
でも本当にお客様の心を動かすのは、「それを手にしたらどんな気持ちになれるか」=ベネフィット なんです。
そこに少しだけ「数字」や「実績」を添えてあげれば、「安心感」もプラスされて購買行動につながります。
ガーデニング販売でも、副業ブログでも、あなたが伝えたいのはきっと「商品」そのものではなく、「その先にある暮らしや未来」ではないでしょうか?

ぜひ次に文章を書くときは、「この商品を手にしたら、お客様はどんな嬉しい未来を迎えられるだろう?」
そう自分に問いかけながら表現してみてください。
きっと、今までよりもずっと伝わる言葉になるはずです🌸
次回予告(シリーズ②へ)
ベネフィットを伝えることで「欲しい」という気持ちを引き出せますが、さらに行動につなげるにはもうひと工夫必要です。
次回はそのカギとなる、「希少性(限定性)」 についてお話しします。
「残り3点」「今だけの特典」と聞くと、なぜか心がざわついて「今のうちに手に入れたい」と思ってしまいますよね?
私自身がオンラインショップで実践した体験談も交えながら、
👉 なぜ希少性が購買意欲を一気に高めるのか?
👉 どんな場面で効果的に使えるのか?
を具体的に解説していきます。
どうぞお楽しみに…。






