こんにちは、和花人ブログのMIHOです。
「ビジネス構築が得意なの?」
「それとも仕組み化が得意なの?」
これまで何度も、そんなふうに聞かれてきました。
確かに、どちらもやってきたし、ある程度はできる自信もある。
けれど最近、ふと立ち止まって思ったんです。
――あれ?違うな。
私が本当にやりたいのは、どちらでもない。
もっとずっとシンプルで、根っこの部分にあるもの。
その答えを探しながら、私は今ここにいます。
ビジネス構築とは“家を建てること”

私もこれまでにたくさんの家を建ててきました。
マルシェ、花屋、オンラインショップ、寄せ植え教室、ブログ、YouTube…。
思いついたらすぐに行動して、ゼロから立ち上げる。
それは私の得意分野でもありました。
作り上げた瞬間が一番楽しくて、完成すると急に熱が冷めてしまう。
どんなに立派で魅力的な家でも、水道や電気を通す前に潔く解体してきました(笑)。
そして、その“すぐに解体してしまう”性格のせいで、同じ方向を向く人たちには、必ずといっていいほど煙たがられました。
きっと「生半可な気持ちでやるからだ」とか「本気じゃないなら最初からしなきゃいいのに」と思われていたのだと思います。
でもね、私は決して中途半端だったわけじゃないんです。
私にとっての一番の喜びは、「建てること」そのものにあったから。
仕組み化とは“水道や電気を通すこと”
ブログで言えば、記事を積み上げて収益導線を整えること。
花屋で言えば、仕入れや在庫の流れを最適化して、安定して回せるようにすること。
「これもやってみたい」「あれも面白そう!」と、また新しい構想が浮かんでくる。
MIHOだから私は、仕組み化を“やり切った”経験が少ない。
でもそれは苦手だからではなく、そこが目的ではないからなんです。
私はインスピレーション型
私は「計画を立てて、その通りに進める」タイプではありません。
ある日ふと、アイデアが“天から降ってくる”ように浮かぶ…そんなインスピレーション型の人間です。
でもそれは、決して考えなしのひらめきではありません。
日々の中で見たもの、感じたこと、学んだ知識や経験――
それらが静かに心の奥で結びつき、ある瞬間に“ひとつの形”として現れる。
だから、アイデアが降ってくる時にはすでに、私の中で無数の経験と情報が統合されている。
それを「言葉」にする前に、“感覚”としてキャッチしてしまうだけ。
自分でも説明しづらいけれど、確かにその瞬間に「来た」と分かるんです。
「この感覚っておかしいのかな?」と思っていた時期もありました。
だって、みんなが計画を立てて積み上げていく中で、私は“感覚でわかる”瞬間に動き出してしまうから。
一見、考えなしに突っ走ってるようにも見えるんですよね。
でも最近ようやく気づいたんです。
この感覚こそ、私という人間の“デフォルト設定”なんだって。
実はこの現象にはちゃんと「工程」がある
アイデアが降ってくる瞬間って、突然のひらめきに見えて、実は脳の中ではこんなプロセスが起きています。
インプット期
日常の中で目にした風景、読んだ本、会話、感情──
そうした“断片的な情報”が頭の中にどんどん蓄積されていきます。
この時点ではまだ、バラバラのピースのまま。
潜伏期(熟成期)
その情報たちは、意識ではなく“無意識”の中で静かに混ざり合います。
寝ているときや、散歩中、お風呂に入っているとき。
脳がリラックスしているほど、ピース同士が自然に組み合わさっていくんです。
統合・ひらめき期
そしてある瞬間、「カチッ」とパズルが完成するように、これまで見えていなかった全体像が“ひとつの絵”として浮かび上がる。
その瞬間こそ、私が言う「天から降ってくる」なんです。
だから、私にとっての“インスピレーション”は偶然でも奇跡でもなく、「経験 × 感情 × 無意識の統合」から生まれる必然的な現象。
私は、言葉になるよりも早く“感覚”でそれをキャッチしてしまうだけ。
それが私の自然な動き方なんだと思っています。
そして天から降ってきた瞬間
「おおー!これやってみたい!」
「わー!これ、絶対おもしろいはず!」
そう思った瞬間、もう動いてしまうんです。
昨日まで夢中だったことを途中で手放してでも、新しく降ってきたワクワクを追いかけてしまう。
周りから見れば「飽きっぽい」「ブレてる」と思われるかもしれません。
でも私にとってそれは、ごく自然なこと。
一度始めたことをずっと続けるよりも、やってみて得た「感覚」を次に活かしたい。
「昨日より今日、今日より明日」へと、自分の中の興味や感性が進化していくことが当たり前なんです。
だから私にとって“続ける”とは、同じことを繰り返すことではなく、常に形を変えながら深めていくこと。
新しい「発見」や「出会い」が、次のステージへと導いてくれる。
つまり、私の生き方は「完成を目指す人生」ではなく、“進化し続けること自体がゴール”なんです。
私が本当にやりたいこと
改めて考えてみると、私がやりたいことは単純です。
👉 好きなことを好きなだけ「実験」すること。
👉 やりたいと思ったことを「全部やってみる」こと。
花屋も、オンラインショップも、ブログも、動画も。
全部「やりたい!」と思ったから飛び込んだだけ。
でも同時に、私には強い気持ちがあります。
ブログは“実験を無駄にしない仕組み”
今までの私は、思いついたことを次々と行動に移してきました。
でも、やりっぱなしで終わることが多く、経験が何ひとつ繋がらないままここまで来てしまったんです。
動けば動くほど称賛はされるのに、何も残らない。
そして、残らないどころか、気づけばみんなに煙たがられてしまう。
そのことがずっと心のどこかで引っかかっていました。
それが、私にとって最大の心残りであり、長年のネックでもありました。
だからこそ、オンラインショップを辞めたとき、私は徹底的に自分を見直しました。
「私は本当は何がしたいんだろう?」
「どうすれば、これまでの経験を無駄にせず、ちゃんと形に残せるんだろう?」
その答えが、“ブログ”だったんです。
だから私にとって、ブログはただの発信ツールではなく「土台」。
そうすれば、その経験は「消える」ことがない。
私が試したことは、未来の誰かが「知りたかった答え」になるかもしれないし、「私もやってみよう!」といった「きっかけ」になるかもしれない。
つまりブログは――
👉 「無駄」を「資産」に変える仕組み。
👉 ワクワクを未来に残すための「土台」。
MIHO私にとってのブログは、“挑戦を記録する実験ノート”のような存在です。
「進化前提」で生きるということ
花屋を辞めたときは「花屋さんたちの収益化をサポートしたい」と思っていました。
今はそのための「収益化の仕組みづくり」に夢中です。
でも、これを作り終えたらまた違う方向へ行くかもしれません。
それでいいんです。
私は 進化前提の人だから。
ズレていくことは失敗ではなく、次の階段を登っている証拠です。
私にとっての成功とは?

では、私にとっての「成功」とは何でしょう。
それは、好きなだけやりたい!という願望のままに行動したこと自体。
そして、その行動の“経緯”を見せることで、誰かが勇気をもらえること。
さらに、その足跡が、未来の誰かの“道しるべ”になること。
MIHO私は「行動を魅せる」ことに価値を感じています。
でも私の場合は、少し違います。
私が大切にしているのは、“動いている瞬間そのものの輝き” です。
「和花人って何するか分からないよね!」「何に挑戦するのかな?」というワクワク感を共有したい。
たとえ結果が未完成でも、失敗に終わっても、挑戦している姿の中にこそ「命のリアルさ」や「人の温度」を感じる。
私は、そこにこそ価値があると思っています。
つまり、他の人が「結果を残すために行動する」のに対して、私は「行動すること自体を残したい」と思っているんです。
計画的に整った一本道ではなく、寄り道や回り道をあえて残していく。
その過程をブログに記録することで、「こんな進み方もあるんだ」と誰かが感じ取ってくれると嬉しい。
だから私にとっての成功とは、好きなことをやり尽くし、無駄にせず言葉に変え、最後には一本の道に繋げること。
そして――その姿を見た誰かが、「私もやってみよう!」と、ほんの少しでも思ってくれたなら、それ以上に嬉しいことはありません。
まとめ
私にとって人生とは、「つくって、壊して、またつくる」の繰り返しです。
けれど、それは迷いや失敗ではなく、私なりの“進化のサイクル”。
ビジネス構築という“家を建てる喜び”も、仕組み化という“水道や電気を通す大切さ”も、そのすべての過程が、今の私を形づくってきました。
以前の私は、動けば動くほど称賛される一方で、何も残らないことに虚しさを感じていました。
だからこそ今は、行動そのものを形として残すことに価値を置いています。
ブログは、そんな私にとっての“記録の場所”であり、“再生の場所”です。
そこに書き残すことで、挑戦は一瞬の熱で終わらず、誰かの道しるべへと変わっていく。
多くの人が「結果」や「評価」を価値とするなら、私は「動く姿」そのものを価値とする人。
私はインスピレーションのままに動く実験家。
その足跡を、ブログというキャンバスに描き続けることで、やがて一見バラバラだった点が一本の線に繋がっていく――
それが、私の信じている未来です。
だから今日もまた、新しい実験を始めます。
誰かのためでも、評価のためでもなく。
ただ私が「やってみたい」という小さな衝動を、丁寧に生きるために。
でもそれでいい。
だって、それこそが“私という存在”だから。




