体験型ビジネスの本質とは?大手から学ぶ「与える×資産化」で続く仕組みづくり

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体験型ビジネスの本質とは?大手から学ぶ与える×資産化」で続く仕組みづくり

こんにちは、和花人ブログのMIHOです。

先日、三重県にある「おやつランド」へ行ってきました。
あの人気スナック菓子の世界観を体験できる施設で、子どもから大人まで笑顔になれる場所です。

その中でも印象的だったのが、“フリフリ♪ベビースター”という体験コーナー。
自分で味付けして、世界にひとつだけのベビースターを作れるというもの。

体験料は750円。
ふと、「これって利益が出るのかな?」と疑問が浮かびました。
でも体験してみると、その金額以上に感じたのは、“ブランドを育てる仕組み”としての深い意図でした。

今回の記事の目次

フリフリ体験から見えた「体験型ビジネス」の構造

おやつランド体験
※写真は筆者撮影。施設スタッフ・他の参加者が映らない範囲で撮影・掲載しています。

1回の体験でおよそ40〜50人が参加。
スタッフさんは2名体制で、子どもたちに優しく教えてくれます。

原価や人件費をざっくり考えると、この体験だけで大きな利益を出すのは難しそう…。
でも──この体験の目的は“売上”ではなく“記憶に残る体験づくり”

子どもたちは夢中でカップを振りながら、「うちの味が一番おいしい!」と笑い合っていました。
その姿を見て思いました。

体験とは「ブランドを好きになる入口」なんだ、と。

モノではなく「感情の記憶」を届ける

人はモノよりも“感情”を覚えています。
楽しかった記憶やワクワクした瞬間は、ブランドそのものの印象を強く残します。

この体験を通して「楽しい=ベビースター」という感情が記憶に残る。
それが、長期的なブランドファンを育てる土壌になっているのです。

この考え方は、いわゆる“エモーショナルマーケティング”に近い。
数字では測れないけれど、確実に心に残る。
それが「体験型ビジネス」の力なんですね。

大手企業ほど「先行投資=与える精神」で育てている

今回の体験で改めて感じたのは、大手企業ほど「与える精神(give)」でブランドを構築しているということ。

短期的な利益を追うのではなく、未来のファンを育てるための先行投資をしている。

フリフリ体験も、すぐに黒字を出す仕組みではありません。
それでも続けるのは、「楽しい時間=信頼の種」をまく行為だから。

私たち個人事業でも、これは同じです。
最初は「無料体験」「お試しレッスン」で信頼を積み重ね、やがて“ファン”として継続してくれる人が増えていく。

つまり、「与えること」こそが最も長期的なリターンを生む行動。

ただし、個人事業は「元手の少なさ」を忘れずに

ここで大切なのは、大手と個人事業の「違い」を理解すること。

大手は潤沢な「資金」と「スタッフ体制」があるため、“与えるだけの期間”を長く取っても持続できます。

でも私たち個人事業は、元手が少なく、時間も労力も限られています。

だからこそ、「体験だけ」に偏ると危険。

MIHO

体験会や無料セミナー、初回半額キャンペーン──
どれも一見魅力的ですが、
「本商品に繋がらない体験」ばかりを繰り返すと、心も時間もすり減ってしまいます。

私もショップ運営時代、何度か感じたことがあります。
「喜んでもらえて嬉しいけれど、これを続けていて大丈夫なのかな?」と。

実際に、お花業界でも

「体験は満席だけど、本講座が伸びない」
「初回半額セールの時は買ってくれるけれど普段の売れ行きが芳しくない」

という悩みをよく耳にします。

それは、体験やSALEを“ゴール”にしてしまっているから。

本当に必要なのは「体験→資産化」の循環

体験はあくまで“入口”。
大切なのは、そこからどう“循環”させていくか。

そのために必要なのが、資産化という土台です。

ここでいう資産化とは、「自分がいなくても価値が伝わる仕組み」を育てること。

たとえば──

  • ブログや動画にして“再利用できる形”で残す
  • 継続講座やフォロー企画へ“自然につながる流れ”を作る
  • 体験の感想や事例を“信頼の証”として次の活動に活かす

具体的な「導線設計」や「仕組み構築」の部分は、ビジネス全体の設計図に関わるので、私は個別コンサルで一緒に考える領域にしています。

この記事ではあくまで、「考え方のベース」としてお伝えしますね。

「楽しかった」で終わらせない「導線づくり」

人は体験で満足すると、それだけで「完結」してしまいがち。
でも本当に大切なのは、そのあと。

「次にどんな行動をしてもらいたいか?」
ここを意識できるようになると、体験が“単発イベント”ではなく“ブランドの循環”に変わります。

たとえば──

  • 次の季節のレッスンや企画への案内
  • LINEやメールでのアフターフォロー
  • 感想や体験談をブログ・SNSに活かす

これらはすべて、「導線=つながり」を作る小さなステップです。
この部分をどう設計するかで、結果が大きく変わります。

与える × 資産化 = 循環ビジネスの完成形

体験で“喜び”を与え、資産化で“仕組み”を育てる。

この2つが揃うと、ビジネスは無理なく循環していきます。
どちらか一方だけでは続きません。

「与えるだけ」では疲れてしまい、「仕組みだけ」では心が動かない。

両方のバランスを取りながら、“心と数字の両方が豊かになる仕組み”を作っていく。
それが、私の理想とするビジネスの形です。

まとめ

ベビースターおやつランドの体験は、ただのお菓子作り体験ではなく、“与える精神と循環の哲学”を学べる小さなビジネスモデルでした。

短期的な利益を超えて、人の心に残る体験を作ること。

そして私たち個人は、その体験を「仕組み」に変えて未来へ循環させる力を持つこと。

与える × 資産化 = 持続可能なビジネス。

この法則を意識して、私もこれからの発信とサービスづくりを続けていきたいと思います。

注意書き

本記事は筆者の個人的な体験と考察に基づくものであり、特定企業・施設の公式見解ではありません。
体験内容や料金等は執筆時点の情報に基づいています。

この先をもっと深めたい方へ(準備中のお知らせ)

今回の記事では「体験→資産化」という考え方の“入り口”までをお話ししました。

私自身もいま、このテーマを軸にした自己理解とビジネス構築のコンサルティングをゆっくりと準備しているところです。

「自分の体験をどう活かせばビジネスになるのか?」
「好きなことを“循環する仕組み”に変えていくには?」

そんな内容を、これから形にしていく予定です。

まだスタート前なので具体的なご案内はできませんが、準備が整い次第、ブログやインスタグラムでお知らせしますね。

このブログを通じて、一緒に“自分らしい循環ビジネス”を育てていけたら嬉しいです🌸

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