【事業計画の書き方】40代から副業ブログを始める人へ|オンラインショップ経験から学んだ教訓

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事業計画の書き方について、40代から個人事業を始める人へ

こんにちは、和花人のMIHOです。

私は会社員として長く働いてきましたが、その傍らで花屋やオンラインショップにも挑戦してきました。
そして今は「40代から副業ブログを本業にする」という大きな夢を描いています。

今日は「事業計画って何のためにあるの?」「会社の目標管理とどう違うの?」という疑問に触れながら、オンラインショップ運営での経験を交え、事業計画の必要性」と「作り方」を解説します。

今回の記事の目次

そもそも事業計画って何?

事業計画は一言でいうと「未来の地図」です。

  • 未来の自分を導く地図
     → 目標や方向性を「見失わない」ため
  • 人に説明する資料
     → 家族や融資先に「理解してもらう」ため
  • 振り返りの軸
     → 今の位置を確認して「冷静に判断」するため

会社の「目標管理」と「事業計画」の違い

会社員時代に経験した「目標管理」は、どうしても“会社や上司のため”という要素が強かったように思います。
一方で事業計画は、主体が自分自身
「誰のための目標か?」が大きな違いであり、だからこそモチベーションの源泉が変わるんです。

区分会社の目標管理副業ブログの事業計画
主体会社・上司自分自身
ゴール組織の成果自分と家族の未来
評価上司・会社自分の納得感
スパン基本1年自由に設定(1年・3年・5年)
MIHO

共通点は「目標を立て、定期的に振り返ること」
違いは「誰のためにやるのか?」ということ。

オンラインショップ時代の失敗談

正直に言うと、私はオンラインショップを始めたとき、事業計画を立てずに突っ走りました(笑)

とにかく「花を売りたい!届けたい!」という気持ちだけでがむしゃらにやってきて、何とか形にはなりました。
でも無計画だったために、今振り返ると無駄な動きも多かったように思います。

その結果、

・在庫や仕入れで迷走
・売上目標がないから「良いのか悪いのか」分からない
・計画性がなく方向転換に時間がかかった

ほんとに、今となっては 「事業計画って大事だった!」 と身に染みています。

オンラインショップの事業計画(見本)

もし当時の私が計画を立てていたら、こんな感じになっていたはずです。

1. 事業の目的・ビジョン

どんな事業もまずは「なぜやるのか?」を明確にすることが大切です。
ここでは、この「ショップの存在意義」「将来的に目指す方向性」を言葉にします。

  • 季節の花苗や寄せ植えを全国に届けるオンラインショップを運営
  • 花を通じて「暮らしに彩りと癒しを届ける」ことを目指す
  • 将来的には「和花人(わばなびと)」ブランドとして認知され、花苗・寄せ植え・ドライフラワー・コンテンツ配信を組み合わせた総合サービスに発展させる

2. 市場分析・ターゲット

次に考えるべきは「市場の状況」と「どんな人に届けたいのか?」。
ビジネスはお客さまがいてこそ成り立つので、誰に向けたサービスか?を明確にしておきます。

市場背景
 ・国内の園芸需要は中高年層を中心に安定。
 ・コロナ禍以降、自宅で花や植物を楽しむ層が増加。

ターゲット顧客
 ・40代〜60代女性
 ・ガーデニング好きだが近隣に専門店が少ない層
 ・「花のある暮らし」を求める都市部在住者
 ・ SNSで花や庭の写真を楽しむ人たち

3. 商品・サービス

ターゲットが定まったら、具体的にどんな商品やサービスを提供するのか?を整理します。
「強み」や「特徴」をしっかりと見える化しておくことで、差別化の軸にもなります。

  1. 季節の花苗セット(初心者向け/寄せ植え用)
  2. プロ仕様の寄せ植えキット(中級者向け)
  3. オンライン講座や動画での育て方解説
  4. ドライフラワー・雑貨の販売
  5. ブログやSNSでの情報発信 → 集客導線

4. マーケティング戦略

良い商品を作っても、知ってもらえなければ売れません。
ここでは「どこで?」「どうやって?」お客様に届けるか、そして他とどう違うか?を明確にします。

  • 集客チャネル
     Instagram、LINE公式アカウント
  • 販売チャネル
     自社ショップ、季節キャンペーン、定期便サービス
  • 差別化ポイント
     - 「寄せ植えスタイル」の独自提案
     - 花と暮らすライフスタイルを発信する圧倒的で強烈なブランド感の演出
     - 単なる苗販売ではなく「育て方・飾り方」までサポート

5. 収益計画(目標)

次に大切なのが「数字の目標」です。
収益計画は未来の道しるべになり、モチベーションにもつながります。

  • 1年目:売上年間60万円、利益月1~5万円 → 仕入れと運営の基盤づくり
  • 3年目:売上年間300万円、利益月15~20万円 →リピーター増加+定期購入開始
  • 5年目:売上年間600万円、利益月40~50万円 → ブランド確立・法人化検討

※ここで示した金額はあくまで「事業計画の見本」としてのシミュレーションです。
実際の収益金額とは異なります。

6. 資金計画(お金の使い道)

事業を始めるには「初期投資」「運営費」がかかります。
資金をどこに配分し、利益をどう再投資していくのかを事前に整理しておくことで、無駄な出費を防げます。

  • 初期投資
     - 苗仕入れ:10〜20万円
    • 梱包・資材:5万円
    • 撮影機材:5~10万円
    • ショップ構築費(ショッププラン、ドメイン):3〜5万円
  • 運営費
     - 広告費(SNS・リスティング):月1〜3万円
    • 配送費・梱包材補充
    • サーバー・ドメイン維持費

利益は新商品の「試作」や「環境整備」に再投資

7. 行動計画

目標を立てても行動が伴わなければ成果は出ません。
ここでは「1年目に何をするか?」「3年目に何を目指すか?」と段階ごとにロードマップを描いておきます。

  • 1年目:SNS・ブログ集客/季節商品を定番化
  • 2年目:リピーター強化/サブスク型商品導入
  • 3年目:外部コラボやオリジナル商品開発/広告費を強化して売上拡大
  • 5年目:法人化検討/リアルイベントやワークショップ展開

8. リスクと対応策

どんな事業にも「リスク」はつきものです。
予想される課題と、その解決策をあらかじめ用意しておくことで、トラブルに動じず柔軟に対応できます。

在庫リスク → 少量仕入れ+予約販売
季節変動 → ドライフラワー・動画教材など通年商品を導入
価格競争 → ブランドストーリーと「寄せ植えスタイル」で差別化
配送トラブル → 梱包マニュアルを作り、品質保証を明確に

9. 成功の指標(KPI)

最後に「成功のものさし」を決めておきましょう。
「フォロワー数」や「売上」などのKPIを明確にすることで、進捗を定期的に確認でき、事業の成長を客観的に把握できます。

  • 1年目:Instagramフォロワー5,000人/ブログ月間PV10,000/売上60万円
  • 3年目:フォロワー2万人/ブログ月間PV50,000/定期購入者100人
  • 5年目:ブランド認知/年間売上600万円/本業として成立

事業計画を書くときのチェックリスト(副業向け)

副業や小規模ビジネスを始める方は、以下を埋めるだけで十分です。

  • 1年後・3年後・5年後の自分像
  • 商品・サービスは何か?
  • 誰に届けるのか(ターゲット)
  • 収益の目安
  • お金の使い道
  • 行動計画(まず何をやる?)
  • リスクと対応策
MIHO

ノートに書くだけでも立派な事業計画になります。

まとめ:事業計画は未来への道しるべ

私はオンラインショップを事業計画なしで始めたからこそ、たくさんの失敗を経験しました。
でも今はその教訓を活かし、40代から副業ブログを「未来予想図=事業計画」として育てています。

事業計画は、趣味とビジネスを分ける境界線
難しく考える必要はなく、「未来の自分」を書き出すだけで十分です。

※本記事に記載した収益金額は、あくまで見本としての参考数値です。
実際の収益とは異なります。

40代から副業ブログに挑戦するなら、あなたもぜひ「未来の地図」を描いてみてくださいね。

事業計画の書き方について、40代から個人事業を始める人へ

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