こんにちは、和花人ブログのMIHOです。
先日、ブログの広告設定を見直していたときのこと。
「ヘッダーに広告コードを入れているのに、SWELLの広告設定でも広告を入れている。
これって両方必要なの?」
そんな疑問がふと湧きました。
見た目には問題なく広告は表示されている。
でも「そもそも意味があるの?」と考え始めた瞬間、それは単なる設定の見直しではなく、思考のあり方そのものの話へとつながっていきました。
今日はその体験をもとに、ビジネスの世界でもよく使われる 「クリティカルシンキング」と「ロジカルシンキング」の違い についてまとめてみます。
クリティカルシンキングとは?

クリティカルシンキング(批判的思考)とは、当たり前に見えることをそのまま受け入れず、
- 本当に正しいのか?
- そもそも必要なのか?
- 他の可能性はないのか?
と 前提を疑う思考法です。
私の「広告を2か所に入れる意味あるの?」という問いはまさにこれ。
誰かに「こう設定するといいよ」と教わったり、慣習的にやっていたことでも、本当に正しいかは分からない。
ロジカルシンキングとは?

一方で ロジカルシンキング(論理的思考)は、
- 「物事」を筋道立てて整理する
- 「因果関係」をはっきりさせる
- 「論理」の飛躍をなくす
といった「考えを整理して説得力を持たせる思考法」です。
もし広告設定の問題をロジカルに考えるなら、
- 広告が「2か所」に設定されている
- 表示自体は正常だが、管理が複雑になる
- 複雑さはミスや不具合を招くリスクになる
- よって、どちらかに一本化した方が良い
クリティカルとロジカルの違いを整理
両者の違いを表にまとめると、こんな感じです。
| 思考法 | 目的 | 質問の仕方 | 活用シーン |
|---|---|---|---|
| クリティカルシンキング | 前提を疑う・改善点を見つける | 「そもそも必要?」 「前提は正しい?」 | 無駄を省く・新しい発想 |
| ロジカルシンキング | 筋道を立てて整理する | 「なぜそうなる?」 「根拠は何?」 | 説得・説明・計画立案 |
👉 簡単に言えば、
- クリティカル=“そもそも?”を問う
- ロジカル=“どうやって?”を整理する
という関係です。
クリティカルで問い、ロジカルで解く

まずクリティカルで問い直す
・広告を「2か所」に入れる意味ある?
・水やりを「毎日同じ時間」にやる必要ある?
・この「作業」、本当に必要?
そしてロジカルで解く
・もし「放置する」とどうなる?
・「効率」を考えたらどちらが良い?
・どう「改善」すればミスを防げる?
MIHOこの流れを踏めば、無駄を削ぎ落としながら筋道の通った解決策を導けます。
私のオンラインショップからの学び
オンラインショップを運営していた頃、私は「そもそもこの仕組みは稼ぎ続けられるのか?」という問いに直面しました。
苗や資材は仕入れと発送コストが重く、さらに手数料や物流の限界もありました。「努力すれば続けられる」という思い込みではなく、「仕組みとして持続可能なのか?」を冷静に考えることが必要だったのです。
その結果、現実的には利益率が厳しく、続けること自体が目的化していた部分が見えてきました。これがまさに、クリティカルシンキングで「前提を疑う」力の実践でした。
さらにそこで役立ったのがロジカルシンキングです。
収支をシンプルに「売上 -(仕入れ+物流+手数料)」の式に落とし込み、数字を冷静に見ていくと、どうしても利益幅が限られていることが分かりました。
努力や根性で埋められる問題ではなく、構造そのものが壁になっていたのです。
だからこそ私は、モノを売るスタイルから、知識や経験を発信して収益化するブログへと軸をシフトしました。
在庫や物流に縛られない働き方こそが、私にとっての持続可能な方法だったのです。
この経験を通して学んだのは、クリティカルシンキングで「そもそも?」を問い直し、ロジカルシンキングで冷静に整理・判断することが、次の道を切り開く力になるということでした。
花屋・ガーデニングに置き換えると

私の原点である「花屋や庭づくり」の世界にも、この2つの思考法はよく当てはまります。
クリティカルシンキング:
「そもそもこの植物、ここに植える意味ある?」
「毎回同じ肥料を与える必要がある?」
ロジカルシンキング:
「日当たりと水はけを考えると、この場所が最適」
「肥料は成長期と休眠期で分けた方が良い」
どちらか片方だけでは足りません。
“そもそも”を疑うクリティカルと、“どうやって”を整理するロジカル。
両輪がそろって初めて、花もブログも、そして人生も健やかに育っていくのだと思います。
疑問を「放置しない」という選択
今回の「広告設定って意味あるの?」という小さな疑問は、単なるブログ運営のハプニングではなく、私にとって思考の使い方を見直すきっかけになりました。
・疑問を持つ → クリティカルシンキング
・解決方法を考える → ロジカルシンキング
この流れを習慣にすると、日常の中の小さなモヤモヤが成長や改善の種になります。
まとめ
- クリティカルシンキングは「前提」を疑い、新しい改善の芽を見つける思考法
- ロジカルシンキングは「筋道」を立て、説得力ある解決策に導く思考法
- どちらか片方ではなく、組み合わせて使うことが大切
- 小さな「これって意味あるの?」が、未来を変える大きな一歩になる
あなたもぜひ、日常や仕事で疑問をスルーせず、クリティカルで問い、ロジカルで整理する習慣を取り入れてみてくださいね。





