こんにちは、和花人ブログのMIHOです。
「もっと売上を伸ばしたい」「頑張っているのに結果が出ない…」そんなときに頼りになるのが、PDCAサイクルという考え方。
ビジネス本や研修などでよく耳にするけれど、
「なんとなく知ってるけど、どうやって使えばいいの?」
「難しそうで自分には関係なさそう…」
そんなふうに感じている方も多いかもしれません。
でも実は、PDCAは花屋の仕入れやディスプレイ、オンラインショップの商品販売、ブログの運営など、どんな分野でも使える万能な思考法なんです。
今回は、初心者さんにもわかりやすいように
- そもそもPDCAとは?(由来つき)
- 花屋・オンラインショップ・ブログでの実践例
- そして後半では…実は一番大事な「A(改善)」の話
この3ステップで丁寧に解説していきますね。
PDCAとは?|もともとは製造業から広まった改善の仕組み

まずは基本からおさらいしておきましょう。
PDCAは、以下の4つの英単語の頭文字をとった改善サイクルです。
この考え方は、アメリカの品質管理の父と呼ばれるデミング博士が広めたことで有名になりました。
もともとは製造業における品質向上や生産性アップのために活用されていましたが、現在では、小売業・サービス業・クリエイター・個人事業主・副業まで、あらゆる分野で使われています。
PDCAの良いところは、一度きりで終わらないこと。
一度試してうまくいかなかったら、次はやり方を変えてまた挑戦。
そうやってぐるぐる回し続けることで、失敗を経験に変えて成長していけるんです。
花屋でのPDCAサイクル実例

花屋でのサイクル例を考えてみましょう。
Plan(計画)
Do(実行)
実際に仕入れて、店頭に華やかにディスプレイ。
POPもつけて、Instagramでも告知をしました。
Check(評価)
結果は…3,000円のセットは早々に完売!
Action(改善)
翌年は、中価格帯(2,000〜4,000円)に集中して数を多めに用意。
高額商品の仕入れ数はぐっと減らしました。
オンラインショップでのPDCAサイクル実例(季節の花苗セット編)

オンラインショップでは、商品を並べるだけではなかなか売上につながりません。
お客様目線で「なぜ買われないのか?」を考え、改善を重ねることが大切です。
私がかつて実際に行った「季節の花苗セット販売」でのPDCAをご紹介しますね。
Plan(計画)
「開けてからのお楽しみ」というワクワク感と遊び心を味わってもらいたくて、あえて中に入っている苗の種類は非公開にすることに。
しかも、内容は単体で買うよりずっとお得な価格に設定し、さらに希少な苗も入れることで購入率も上がるはず!…と、自信満々でした。
Do(実行)
商品ページでは「どんな苗が届くかはお楽しみ♪」というミステリーボックス的な演出で販売をスタート。
InstagramやX(旧Twitter)でも華やかなイメージ写真で告知し、「数量限定・早い者勝ち」と煽り文句も入れて、販売開始しました。
Check(評価)
一部のお客様にアンケートでヒアリングしたり、家族や友人にも意見を聞いてみると、
「中身が分からないとリスクが高くて買えない」
「自分の好きな花が入っている確信が持てないから迷う」
という声が多かったんです。
MIHOつまり、ワクワク感はあっても「安心感」が足りなかったんですね。
Action(改善)
そこで、セットに入る苗の一部を事前に公開することにしました。
特に、一番高価で希少価値の高い苗を数点だけ開示。
「この苗が必ず入っています」と記載し、好きなものがあれば購入する価値があると感じてもらえるようにしたんです。
しかも、価格も単品で買うよりお得だったため、お客様から「届くのが楽しみ」「開ける瞬間がワクワクした」とうれしい声も届くように。
このように、オンラインショップでは“驚きやワクワク”と“安心感”のバランスを見極めることがとても大切です。
PDCAを回して改善を重ねることで、お客様に喜ばれながら、しっかり売上にもつながる商品に育てることができました。
ブログでのPDCAサイクル実例

私が今まさに運営している「和花人ブログ」でも、PDCAは欠かせません。
最初は手探りで始めたブログでしたが、数字をもとに少しずつ改善を重ねることで、アクセス数も収益も少しずつ右肩上がりになってきました。
実際にどんなふうにPDCAを回しているのかをご紹介しますね。
Plan(計画)
また、記事ごとに
- 狙う検索キーワード(例:ブログ 始め方 初心者)
- 想定読者(副業を始めたい40〜50代女性)
- 収益導線(アドセンス or アフィリエイト)
…といった戦略メモを事前に決めるようにしています。
Do(実行)
計画をもとに記事を書いて、WordPressに投稿していきます。
- 見出し構成(H2〜H3)をしっかり作る
- アイキャッチやPinterest用画像も同時に作成
- 公開と同時にX(旧Twitter)やInstagramでも告知
この「公開とSNS連動」をルーティン化することで、初動アクセスを確保しています。
Check(評価)
記事を公開して終わりではなく、定期的にGoogleサーチコンソールやGA4で分析します。
たとえば、
…などをピックアップし、記事ごとに「何が原因か?」を考えます。
ここでは、
- タイトルやディスクリプションの魅力度
- 導入文のつかみ(離脱されやすいか)
- 内容量やキーワード最適化
などを重点的に見直します。
Action(改善)
評価結果をもとに、リライトや構成見直しを行うのがAの工程です。
たとえば、
- タイトルに数字やベネフィットを入れてクリック率を改善
- 導入文に共感フレーズを入れて離脱率を下げる
- 関連記事への内部リンクを増やして滞在時間を延ばす
- アフィリエイトリンクの位置や導線を改善
こうした小さな改善をコツコツ積み重ねることで、検索順位が上がり、アクセス数と収益もじわじわ伸びていきます。
MIHO和花人ブログは、まさに「やって → 振り返って → 改善する」の繰り返しで成長してきました。
最初から完璧じゃなくて大丈夫。
大切なのは、「A(改善)」を止めずに回し続けることだと実感しています。
実は一番大切なのは「A(改善)」!

ここまで、花屋・オンラインショップ・ブログ(和花人ブログ)の実例をもとにPDCAサイクルの流れをご紹介してきましたが…
なぜなら──
- P(計画)は、「理想を描く段階」なので誰でもできます
- D(実行)も、「やろうと思えば」誰でもできます
- C(評価)も、「数値や結果」を見れば誰でもできます
でも…
A(改善)だけは、考えるだけではダメで「実際に行動へ落とし込む力」が必要なんです。
どんなに素晴らしい計画を立てても、どんなにがんばって行動しても、「振り返って改善する」までやらなければ、成果はほとんど変わらないんですよね。
これは花屋でも、オンラインショップでも、ブログでもまったく同じ。
たとえば…
でも
…と小さくても「次はこうしてみよう」と考えて実行できる人だけが、確実に前に進んでいけます。
まとめ|改善を積み重ねる人が成長する
PDCAは、最初から完璧にやるための方法ではありません。
むしろ、「失敗してもいいからやってみる → 振り返って → 改善する」という 小さな改善をぐるぐる回す ための仕組みです。
- 花屋なら翌年の仕入れやPOPを変えてみる
- オンラインショップなら商品ページやキャンペーンを見直す
- ブログならリライトや導線設計で改善する
どれも、最初の一歩は小さくて大丈夫。
その一歩一歩が、未来の大きな成果につながっていきます。
「うまくいかない…」と悩んだときこそ、PDCAの出番。
そして、A(改善)を忘れずに回していくことが成功の近道です。




