こんにちは、和花人のMIHOです。
私は今まで花と共に生き、植物と向き合う中でオンラインショップを運営してきました。
そして今はその経験をいかし、ブログやデザインを通して“花のある暮らし”の世界観を届けています。
最近になってようやく、自分の中の“軸”が見えてきました。
それが――「循環」と「調和」です。
命が巡り、想いがつながり、感情が動いていく。
その流れの中に生まれる“心の美しさ”こそが、私の原点であり、これからの生き方のテーマでもあります。
今回は、そんな私が大切にしているこの“軸”について、少しお話ししたいと思います。
エモーショナルデザインとは|心の循環を生み出す生き方

「循環」と「調和」という軸を意識するようになってから、もうひとつ心に深く響いた言葉があります。
それが――「エモーショナルデザイン」。
直訳すると「感情に訴えるデザイン」。
心理学者ドナルド・ノーマン氏の著書『Emotional Design』では、「人は理屈ではなく“感情”でモノを選ぶ」と語られています。
MIHOけれど、私にとってのエモーショナルデザインは、単なる“感情に響くデザイン”ではありません。
私が笑えば誰かも笑い、私が挑戦すれば、誰かの勇気になる。
そうして生まれた感情や行動が、また次の誰かの勇気や一歩へとつながっていく。
――感情が共鳴し、想いが巡る。
その循環こそが、私の思う「エモーショナルデザイン」です。
「循環」と「調和」── 今の私を支える2つのキーワード
「循環」と「調和」──この2つの言葉は、最近の私の人生を象徴するキーワードです。
花を扱い、言葉を綴り、心の動きを観察していくうちに、ようやくこの2つにたどり着きました。
循環とは、命の流れ。
花が咲いて、枯れて、土に還り、また新しい芽を出すように、すべては消えるのではなく、形を変えて生まれ変わっていく。
調和とは、その循環を美しく保つためのバランス。
どんなに小さな存在にも役割があり、互いが響き合うことで世界が成り立っている。
花屋として働いていた頃も、ブロガーとして言葉を紡ぐ今も、私は無意識のうちに、この「流れ」の中で生きていたのかもしれません。
でも、それを言葉として自覚できるようになったのは、つい最近のこと。
うまくいかない日も、立ち止まる時も、それらはすべて、次のステージへ進むための「循環の一部」。
そして、その過程にこそ“調和の美”があるのだと気づきました。
美しい「物」ではなく、心を動かす「行動」を生み出す
私の中には、ずっとひとつの「信念」があります。
美しい「物」をつくることが目的ではない。
感情を刺激して、「行動に移してもらうこと」。
それが、私の美学です。
心が動く瞬間に、人は変わります。
たった一枚の花の写真、一つの寄せ植え、一行の言葉が、「私もやってみようかな」という行動を生み出す。
モノではなく、“心が動く瞬間”を届けたい
私は、モノを売る仕事をしたいわけではありません。
私が届けたいのは、「感情の体験」。
そういった、誰かの中で“感情の循環”が起こること。
その「瞬間」をデザインしたいのです。
私はそのために、2つの軸で活動しています。
ひとつは、パフォーマーとしての私。
ガーデナーさんや花好きの方々に向けて、YouTube動画やリール動画、ブログを通じて“お花の楽しみ方”や“心が整う瞬間”を届けています。
花と心が響き合うその時間を、画面越しでも体感してもらいたい。
もうひとつは、伴走者としての私。
私は、自分らしい働き方を模索する人たち──
特に、かつての私のように、迷いながらも夢に挑戦する人たちに寄り添いたいと思っています。
私のリアルな挑戦と循環
私はこれまで、たくさん挑戦してきました。
マルシェもオンラインショップの立ち上げも、ブログも、YouTubeも。
うまくいったこともあれば、思いきり落ち込んだこともある。
今の私は会社員をしながら、チビ2人と毎日格闘する日々。
オンラインショップを辞めて時間はできたけれど、間髪いれずブログと人生設計の見直しを始めたから、また時間のない生活に逆戻り(笑)。
でも、ブログも人生設計も「自分のタイミングでできる」ことが強み。
“明日までに出荷!”や“急ぎの納期!”が無い分、自分のペースで、心を込めてできる。
だから今は、毎日息子たち1人ひとりと向き合う時間を大切にしています。
そして週末は3人で出かける。
完璧ではないけれど、できることから始める。
等身大の挑戦が、誰かの勇気になる
成功も失敗も、喜びも不安も、ブログやInstagramを通して「リアル」に伝えていく。
そんな“やりたいことを好きなだけ挑戦する等身大の姿”が、きっと誰かの心に届くと信じています。
MIHOそれは花屋でも、ブロガーでも、まったく別の分野でもいい。
大切なのは“やりたいことに正直に生きる”ということ。
私が伝えたいのは、形ではなく「想い」そのものです。
感動が信頼に変わり、信頼が豊かさを育てていく。
それが、私が思う 「美しい循環のビジネス」 です。
理想と現実のバランス ── 土台の上に咲く理想主義
どんな花も、咲く前にまず“根を張る時間”があるように、理想を咲かせるためにも、現実という「土台」が欠かせません。
MIHO私はまだ、その土台をつくっている途中です。
いつか私は、「土台ありきの理想主義者」になりたい。
夢を描くだけじゃなく、ちゃんと現実に根を張りながら、理想という花を咲かせられる人に。
そのためには「利益」も必要。
「利益」があるからこそ、人を思いやれる余裕が生まれる。
自分の生活が整ってこそ、誰かの力になれる。
だから私は、「利益ありきの理想論」でありたい。
焦らずに、自分のペースで根を張りながら、少しずつ理想を現実に変えていきたい。
それこそが、私の目指す美学です。
「生き方そのもの」をデザインする

私は、花のデザインから始まり、今は「生き方」そのものをデザインしています。
それを考えること自体が、私のデザインです。
MIHOそしてそれを“見せる”だけではなく「生きる」ことが、私らしいエモーショナルデザインの真髄だと思っています。
「私もやってみようかな」──その一歩を後押ししたい
この記事を読んでくれたあなたへ。
もし今、何かを始めたいけれど勇気が出ないなら、その“心が動いた瞬間”を大切にしてほしい。
私は、誰かを導く人ではなく、一緒に歩く人でありたい。
私もまだ、模索の途中にいるから。
きっとその一歩が、あなた自身の“エモーショナルデザイン”になるから。
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