こんにちは、和花人ブログのMIHOです。
「あんたは生きている物は向かないよ。もっと冷たいもの、無機質な生きてないものがいい」
今日は、私の人生において今でも心に残っているこの「忘れられない一言」についてお話ししたいと思います。
それは、17歳の私にある占い師が言った言葉です。
人生において、運命を左右するような出来事や出会いは数多くありますが、その中でも特に私に強く影響を与え、今も心に刻まれている言葉があります。
占い師の言葉との出会い

17歳の私は、将来、海洋生物の保護に携わる仕事をしたいと夢見て、毎日勉強に没頭していました。
そんな時、母に連れられて、ある占い師の元に訪れることになったんです。
若い私は占いというものに特に興味もなく、半信半疑で占ってもらったのですが、そこで言われた言葉が今でも鮮明に覚えているのです。
その占い師さんが言った言葉は、今思い返しても衝撃的でした。
「あんたは生きている物は向かないよ。もっと冷たいもの、無機質な生きてないものがいい」
当時は、まさに生き物に携わる仕事をしたいと考えていた私にとって、この言葉は信じられないものでした。
「生きている物が向いていない?」
と、心の中で大きな疑問が湧き上がりました。
そのため、言われたその場では反発心から、
「占い師としてはあまり当たってないな」
と感じながらも、その言葉をただの一言として流してしまったのです。
人生を歩む中で浮かび上がる言葉

しかし、社会に出てから数年経った時、その占い師の言葉が何度も浮かび上がるようになったのです。
最初は製造業に従事していた私ですが、花屋を始めてから再びその言葉が頭をよぎりました。
花屋の仕事は「生きているもの」に直接触れ、育てていくもの。
私はそれを心から楽しんでいましたが、実は心のどこかでその「生きている物が向かない」という言葉が引っかかっていたのです。
人との接触に疲れることもあり、お客様とのやり取りが思うようにできないと感じたとき、その言葉が再び浮かびました。
また、人と接するのが苦手で、人の顔や名前を覚えるのが難しい私は、花屋という仕事をしていても、お客様に対して失礼にならないか、常に心配していました。
その結果、実店舗ではなく、オンラインショップという形にしようと決めたのです。
それでも、心のどこかでは
「自分が本当にやりたいことはこれで良いのだろうか?」
と不安に思っていたのです。
この不安が、占い師の言葉を再び思い出させたのです。
冷たいもの、無機質なものの意味とは

占い師が言った
「冷たいもの、無機質な生きていないものがいい」
という言葉の真意を、改めて自分なりに深掘りしてみました。
その言葉に込められていた意味は、「無機質なもの」とは具体的に何を指すのだろう?ということ。
もしかしたら、私がしていることが、占い師の言う「無機質なもの」にあたるのかもしれない、と思いました。
具体的には、「冷たい・無機質なもの」というのは、デジタルや記録、編集、構造化されたもの、つまり私が今やっている活動のことを指しているのかもしれません。
寄せ植えの動画を通じて、植物が育つ過程を記録として残すこと。
「無機質」という言葉には、冷たさや無感情を意味することがありますが、それが逆に、私の性格に合った方法で「情報」を伝え、「記録」していくことに向いているとも解釈できるのです。
これをブログやYouTubeを通じて表現することこそが、私にとっての「生きているもの」に関わる方法の一つなのだと感じました。
自分らしさを大切にして生きる

占い師が言った言葉を、私は無意識のうちにずっと自分の中で消化しながら生きてきました。
生きているものに関わる仕事をしたいという思いから、私は花屋を始め、今はデジタルメディアを通じて自分のペースで発信する活動をしています。
これは、私にとって「生きているもの」を感じながらも、「冷たく無機質なもの」という形で表現できている方法なのかもしれません。
今は、ブログやYouTubeを通じて、「私らしい世界」を作り上げている最中です。
それが最終的には、私にとって「生きているもの」への関わり方の新しい形なのではないかと思うのです。
まとめ
17歳の時に占い師から受けた一言が、今の私にとって大きな意味を持っていることに気づきました。
占いというのは、未来を予言するものだけではなく、時には自分の過去の選択や人生の方向性を振り返るきっかけになることもあるのだと実感しました。
皆さんにも、心に残る「一言」や「言葉」がありますか?
その言葉がどんな形で今の自分に影響を与えているのか、時には振り返ってみると、自分の行動や思考の参考になるかもしれません。
私の今の活動が、誰かの心に少しでも響き、何かの指針になれば嬉しいです。




