「メンター」と「師匠」は、成長を促す重要な存在ですが、微妙にその役割は異なります。
私自身、マインドコンサルを通じてメンタル面でのサポートを受け、同時に師匠たちからは専門的な技術や知識を学んできました。
この2つの存在がどのように私を支えてくれているのか、そしてそれぞれの違いについて、私の体験を交えてお話しします。
「師匠」は私にとっての大事な存在

私にとっての師匠は、特定の分野での知識や技術を深く教えてくれる存在です。
これまでの活動の中で、次のような師匠たちにお世話になってきました。
マルシェ運営の師匠
マルシェ出店の現場経験をもとに、マルシェ運営のノウハウや個人ビジネスの立ち上げ方法を教えてくれました。
必要な行政手続きや書類準備、そして何より、私の性格に合った事業の立ち上げ方までアドバイスしてくれたのが印象的です。
「あなたの場合は、このやり方が向いているよ」という具体的な指導は、安心感と行動力を与えてくれました。
花屋(実店舗)の師匠
花苗の扱い方はもちろん、ビジネスパートナーとの商談方法や、寄せ植え講師としての技術向上、接客の方法まで丁寧に指導してくれました。
また、単なる店舗運営ではなく、経営者マインドの重要性を教えてくれたのもこの師匠です。
リアルな花業界の将来性についてや、夢物語ではいかないという現実的なアドバイス、日々の小さな積み重ねが長期的な成功につながるという考え方は、今の私の活動にも大きく影響しています。
寄せ植えの師匠
植物の組み合わせや色彩のバランス、長持ちする作品の作り方など、作品のクオリティを上げるための知識を実践的に指導してくれます。
毎回、作品に対して具体的な改善案をくれるので、作品力がどんどん上がります。
また、私の「クセ」や「特徴」を把握して指摘してくれるので、自分では気づきにくい改善ポイントにも早く気づけ、確実に技術が磨かれていきます。
動画制作の師匠
撮影・編集スキルに加え、定期的な技術の見直しや進捗確認をしてくれる存在です。
動画を提出すると「ここはもっと見やすくできるよ」「この構成を試してみよう」といった改善提案をもらえるため、自分では気づけない細部までブラッシュアップできます。
さらに、私の性格や特性を理解してくれており、心配やアドバイス、そして応援までしてくれる優しい方です。
その温かいサポートと人柄、そして確かな技術力は、私にとって憧れの存在でもあります。
おかげで、新しい技術への挑戦も安心して取り組めています。
「メンター」としてのマインドコンサル

一方で、メンターは技術的な指導よりも、「心」や「思考」の面から成長を支える存在です。
私が受けているマインドコンサルは、まさにその役割を果たしてくれています。
マインドコンサルでは、
- 自己肯定感を高める
- 習慣作りをサポートする
- 感情のコントロール方法を学ぶ
- 行動の方向性を整理する
といった、内面の土台づくりをサポートしてくれます。
技術の習得は師匠から学びますが、行動を支える心の状態や考え方はメンターから学ぶことで、両方の成長が加速します。
「師匠」と「メンター」の違い

師匠
特定分野の「技術」や「知識」を体系的に教え、実践を通して成果を引き出す存在。
師弟関係に基づく厳格な指導も特徴。
メンター
「心の持ち方」や「思考の整理」、「人生やビジネス全般の方向性」をサポートする存在。
行動のモチベーションや判断基準を育てる役割が大きい。
※「師匠」の中でも性格や価値観が近く、精神面でも支えてくれる場合、その師匠はメンター的存在になります。
逆に「メンター」が実務経験を持っていれば、師匠的な役割を果たすこともあります。
自分に合う「指導者」を見つけるために

「良い師匠・メンターがいれば成長できる」のは事実ですが、実際に探すとなると難しく感じる方も多いと思います。
ここでは、私が実際に師匠やメンターと出会ったときの流れも交えて、より具体的な方法をご紹介します。
1. 自分の目的をはっきりさせる
まずは「何を伸ばしたいのか」を明確にしましょう。
- 技術力を磨きたい → 師匠タイプが向いている
- マインドや考え方を整えたい → メンタータイプが向いている
- 両方必要 → 技術面とメンタル面、それぞれ別の指導者を探す
私の場合、寄せ植えの技術や動画撮影技術は「師匠」から学び、心の持ち方や習慣は「マインドコンサル(メンター)」から学んでいます。
2. 情報収集は「会える場所」に出向く
本やネットで調べるのも良いですが、師匠やメンターはリアルな場やコミュニティに参加した方が出会いやすいです。
- 地域のイベントやワークショップに参加する
- オンライン講座やZoomセミナーに申し込む
- SNSで専門家をフォローしてコメントや質問をする
3. ご縁や人からの紹介も大切にする
私の師匠たちと出会えたきっかけの中には、人からの紹介もありました。
信頼できる人からの紹介は、相性が良い可能性が高く、最初から信頼関係を築きやすいのが大きなメリットです。
「この人ならあなたに合うと思う」と紹介された場合、すぐに行動するのがおすすめです。
紹介してくれた人にとっても、自分の人脈がつながるのは嬉しいことですし、そこから新しい学びやビジネスのチャンスが広がることもあります。
私も師匠とのご縁から、他の分野の専門家を紹介していただくことがあり、結果的に学びの幅が大きく広がりました。
4. 話してみて「相性」を確かめる
どれだけ実績がある人でも、相性が合わないと学びが定着しません。
- 話していてワクワクするか
- 自分の意見を尊重してくれるか
- アドバイスが具体的か
師匠やメンターは長く関わる存在なので、一緒にいて前向きになれる人を選ぶのが大切です。
5. 小さな依頼から始めてみる
いきなり「弟子にしてください!」ではなく、まずは小さな質問や短期的な依頼から始めましょう。
- 体験レッスンを受けてみる
- 短期コンサルや単発講座に申し込む
- 自分の作品や成果物を見てもらう
私は動画制作の師匠にも、インスタグラムの内容を見てもらい、その改善点を実践する形から始まりました。
6. 感謝と報告を忘れない
良い師匠・メンターは、教えた相手が成長する姿を見るのが一番のやりがいです。
- 習ったことを実践した結果を報告する
- 成果が出たらお礼を伝える
- 進捗があればこまめに共有する
動画の師匠にも、毎回進捗や成果を報告することで「じゃあ次はこの技術を覚えよう」とさらに深いアドバイスをいただけています。
併せて読みたい記事はコレ!
まとめ
私にとって、師匠とメンターはどちらも欠かせない存在です。
マルシェ運営の師匠からは、事業の立ち上げや手続きの流れを学び、花屋の師匠からは接客や経営者としての心構えを学びました。
寄せ植えの師匠は作品づくりの質を高め、動画制作の師匠は定期的な技術の見直しでスキルを磨かせてくれます。
そして、マインドコンサルというメンターからは、心の持ち方や思考の整理を学び、挑戦を続けるための土台を整えています。
「技術」と「心」、その両輪がそろうことで、私はこれからも前進し続けられると確信しています。




