こんにちは、和花人ブログのMIHOです。
前回の「社会的証明の法則」では、“みんなが選んでいる安心感” が購買行動を後押しすることをお話ししました。
ただ、人は「多くの人が選んでいるから安心」というだけでは、まだ心の中で少し迷いを感じることもあります。
そこで効果を発揮するのが 権威性の法則。
「専門家が言っている」「実績がある」と聞くと、私たちは自然と信頼してしまう心理が働きます。
権威性の法則とは?

権威性の法則とは「人は権威のある人や実績のある情報を信じやすく、従いやすいということ」です。
- 「白衣」を着た医師が言うと信じてしまう
- 「有名雑誌で紹介された商品」は安心して買える
- 「創業50年」と書かれているお店に信頼感を持つ
つまり、「専門性・実績・資格・受賞歴」を見せるだけで、人は自然に「この人は信頼できる」と感じるようになるのです。
寄せ植え花屋での活用例

花屋でも「権威性」を意識すると差別化になります。
資格や受賞歴を見せる
「フラワー装飾技能士◯級」「コンテスト受賞作品」などをPOPやSNSに掲載。
メディア掲載を活用
地域誌や新聞に掲載されたら店頭に記事を掲示する。
専門家としての発信
「寄せ植えのプロが教える長持ちのコツ」といった形で専門性をアピール。
花屋さんは「ただ可愛い花を並べる」だけでなく、「私はこういう実績があります」と一言添えるだけで信頼感が変わります。
オンラインショップでの活用例

ネット販売では「誰が売っているのか分からない不安」を解消するために、権威性がとても重要です。
販売実績の明示
「累計販売数◯点突破」「リピーター◯割以上」
専門的な肩書きや経験を記載
「元花屋の店主が選ぶ苗」「ガーデニング講師歴10年」
外部評価を取り入れる
レビューサイトでの高評価や、他媒体での紹介記事をリンクする。
「この人から買えば安心」と思ってもらうために、実績を「数字」や「肩書き」に変えて見せる工夫が必要です。
副業ブログでの活用例

ブログや情報発信では、権威性をどう示すかが「信頼できるブロガー」と思ってもらえる鍵になります。
実績の数字を公開
「ブログ記事数◯本」「PV◯万」「収益◯円達成」
資格や肩書きを活かす
「Webライター検定◯級」「元花屋」など、経験や学びも立派な権威性。
外部の評価を引用
「〇〇で紹介されました」「SNSでこんな反応をいただきました」
特に私の場合、ショップ運営で年商700万円以上〜1000万円以下の経験があります。
決して大企業のような規模ではありませんが、「個人でここまで到達できた」という事実は、同じように副業や個人事業を目指す方にとって大きな安心材料になると実感しています。
意外な使い方

権威性というと「資格」や「大きな実績」を思い浮かべがちですが、実はもっと身近な工夫でも十分に信頼感を高めることができます。
小さな実績でも権威になる
「地元の講座で講師を務めました」「地域誌に掲載されました」など、小さな実績も十分な証明。
継続そのものが権威性
「ブログを毎週更新して3年目」「Instagramを1日も欠かさず投稿」など、続けていることがそのまま信頼につながります。
「誰から学んだか」も権威になる
「寄せ植えの〇〇師匠から直接学びました」
「〇〇の講座で勉強しました」
👉 大きな実績がなくても、「誰から学んだか?」を見せることで信頼度が上がる。
お客様からの推薦も立派な権威性
「◯◯さんに勧められて来ました」という口コミや紹介は、どんな資格よりも力強い証明です。
見た目や雰囲気も権威を生む
実店舗なら例えば「白シャツ+黒のユニフォーム」で統一するだけで洗練されたプロ感が出て安心感につながります。
高級レストランのシェフや一流ホテルのスタッフと同じで、服装の統一感そのものが「安心して任せられる」印象を与えるんです。
また、市場で仕入れる姿や作業風景をチラ見せするだけでも「専門家らしさ」が伝わります。
権威性は「比較」で強調できる
「未経験から3年でここまでできるようになった
「パート勤務と両立しながら月◯万円」
👉 読者は「その状況からここまで来れたなら、私もできそう」と感じる。
注意点
・権威性を“盛りすぎる”と逆効果。
「胡散臭い」と思われてしまいます。
・他人の実績を自分のもののように語るのは厳禁。
・実績や資格をアピールするときは、必ず「自分の言葉」で説明するのが大切です。
私自身も「元花屋」という肩書きがあるからといって、それだけに頼ってしまうと伝わらないなと感じたことがあります。
MIHO大事なのは 実績+エピソード。
数字や資格の裏にある物語を語ると、自然に信頼が増していきます。
まとめ|あなたの実績や経験は十分に価値がある
「権威性」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、資格や肩書きだけでなく、あなたが積み重ねてきた経験そのものが信頼につながる証拠です。
・寄せ植え花屋なら「資格」「受賞歴」
・オンラインショップなら「販売実績」「専門的な経験」
・副業ブログなら「記事数やPV」「元花屋・元会社員といった肩書き」
小さなことでも立派な権威性。
あなたの努力や経験を隠さず伝えることで、自然に「この人から買いたい」と思ってもらえるようになりますよ。
次回予告(シリーズ⑤へ)
次回は「好意の法則」
「好きだから買いたい」「共感できるからお願いしたい」という心理をどう活用するかを解説します。
花屋・オンラインショップ・副業ブログ、それぞれで「人柄や共感」がどんな力を持つのかを具体例でお話しします。
どうぞお楽しみに…🌸





