ブログを始めた人の最初の壁――それは「テーマ選び」です。
無料のCocoonで始めるべき?それとも有料のSWELLに投資すべき?
私自身、どちらも実際に使ってきて、正直かなり迷いました。
この記事では、CocoonとSWELLをリアルに比較し、メリット・デメリット、向いている人の違いを本音で解説します。
これを読めば、「自分はどっちを選ぶべきか」がスッキリ分かりますよ!
Cocoonとは?無料とは思えない「万能テーマ」

まずは、Cocoon(コクーン)から。

日本の開発者わいひらさんが作ったテーマで、「無料なのにここまでできるの?」と思うほど高機能。
初心者ブロガーの多くが一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
Cocoonの魅力
✅ 1. 無料でありながらSEO内部対策がしっかりされている
Cocoonは、「検索エンジンに強いブログ作り」を目指す人にとって心強い味方です。
さらに、AMP(モバイル高速表示)やパンくずリスト、metaタグの最適化機能まで搭載。
これらをプラグインなしで実装できるのは、Cocoonならではの強みです。
✅ 2. ブログ運営に必要な機能が揃っている
Cocoonをインストールするだけで、以下のような機能がすべて「標準装備」されています。
- 人気記事一覧の表示
- SNSシェアボタンの設置
- アフィリエイトタグ管理機能
- 広告表示の自動挿入
- 目次や吹き出しの簡単生成
- 固定ページのカスタマイズ設定
これらの機能は、本来ならプラグインをいくつも入れて対応するレベル。
その分、サイトが軽くなり、表示速度にも良い影響を与えます。
✅ 3. 子テーマが公式で配布されている安心感
Cocoonは公式サイトから子テーマも同時に配布されており、CSSやPHPのカスタマイズをしても親テーマのアップデートに影響されない設計です。
ブログの見た目を自分好みに変えていきたい人にとっては、安全に挑戦できる土台になります。
「ちょっとブログを育ててみたい」「コードも触ってみたい」そんな意欲が芽生えた時に、Cocoonはちょうどいいステップアップ環境を与えてくれます。
✅ 4. ユーザーフォーラムと公式マニュアルの充実
Cocoonの公式サイトには、ユーザー同士が交流できるフォーラムが用意されていて、設定や不具合についても活発にやりとりされています。
また、公式のマニュアルページも定期的に更新されていて、トラブル時の検索精度がとても高いのも安心材料の一つ。
✅ 5. 複数サイトでも無料で使える
Cocoonは、ライセンスの制限がなく、複数のサイトでも自由に利用可能。
一つのテーマで複数ブログを運営したい人や、収益化用・趣味用で分けたい人にもぴったり。
設定ファイルを使い回せば、初期設定もある程度共通化できるのが便利。
Cocoonの注意点
いくら高機能でも、完璧なテーマは存在しません。
Cocoonにも、使っていく中で感じた「ここは注意した方がいいかも」というポイントがあります。
ここでは、そういったリアルなデメリットを包み隠さず紹介します。
1. 「見た目」が似やすい
ヘッダーや見出し、目次のデザインなど、初期状態だと
「あ、これCocoonだな」
とすぐに分かってしまうことも…。
差別化を図りたいなら、CSSやカスタマイズの知識が少し必要です。
「おしゃれさ」を重視する人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
2. 設定項目が多く混乱しやすい
特に、ブログ初心者の頃は
- アドセンスの表示設定
- モバイル用メニューのカスタマイズ
- サムネイル画像の表示方法
など、細かい設定が多くて「正直、どこから手をつければ…?」と悩むこともありました。
便利さの裏には、ある程度の学習コストが必要だと感じました。
3. ブロックエディタとの相性が微妙
Cocoonはクラシックエディタとの相性が良く作られており、ブロックエディタを使うと装飾の自由度が制限される場面があります。
たとえば、見出しデザインやボックス系の装飾などは、独自の「Cocoonブロック」か、HTMLベースの対応が必要なケースもありました。
ブロックエディタに慣れている人ほど、少し手間がかかるように感じるかもしれません。
さらに注意したいのは、クラシックエディタで作った記事をSWELLへ移行すると、装飾崩れや再編集が必要になるケースがあるという点。
特に吹き出しやボックス、目次などは、そのままでは正しく表示されず、手動で作り直す必要が出ることもあります。

私もSWELLに移行した段階で「クラシックエディタ」を使用していたブログ記事が、どう頑張っても崩れてしまって修正できなかったものもありました。
4. 表示速度が遅くなる場合も
とくに、画像が多かったり、複雑なデザインを使っている場合、GoogleのPageSpeed Insightsでスコアが低く出るという話も。
対策としては、画像の軽量化やキャッシュ系プラグインの併用が必要になります。
5. 将来的に有料テーマへ移行したくなる可能性も
Cocoonは「無料テーマの完成形」と言われるほど高機能ですが、ブログに慣れてくると、より洗練されたデザインや操作性を求めて有料テーマに目が向くことがあります。
私自身も、「もっと感覚的に操作できたら」「デザインをプロっぽく仕上げたい!」と思うようになり、SWELLへ移行しました。
Cocoonは長く使えるテーマですが、ブログが成長するにつれて、物足りなくなるタイミングも来るかもしれません。
SWELLとは?有料テーマのデザインが王者級のクオリティ!

次に紹介するのが、私が現在使っているSWELL。
初めて触ったとき、「これまでのテーマとは別次元だ」と感じました。
特にブロックエディタとの相性と直感的な操作感は圧倒的です。
SWELLの魅力
1. ブロックエディタ完全対応
SWELL最大の魅力は、ブロックエディタ(Gutenberg)との親和性の高さ。
他テーマでは「装飾が面倒」「プレビューが崩れる」といった不具合もありますが、SWELLはそういったストレスがまったくありません。
たとえば:
- 見出し、ボックス、吹き出しがボタン一つで装飾可能
- 「ステップ表示」や「アコーディオン」などもコード不要で追加できる
- マウスだけでレイアウトが完結するほど直感的
文章に集中できるからこそ、ライティング効率が格段に上がります。
2. 初期状態からおしゃれなデザイン
- フォントのバランス
- 間隔(マージンやパディング)の設計
- ボタンやリンクカラーのセンス
どれも洗練されており、初心者でも「なんか自分のサイト、いい感じ」と自信が持てます。
デモサイトからプリセットの着せ替え機能も使えるので、すぐにイメージ通りのブログに仕上がります。
3. 表示速度が速くSEOにも強い
SWELLは、コアウェブバイタル(Webサイトの表示速度・安定性・操作性を測るGoogleの評価指標)やLCP対策(ページ内で最も大きな要素をすばやく表示させるための改善施策)も意識して設計されており、Googleの評価に直結するスピード面でも安心感があります。
- 画像のLazy Load(遅延読み込み)
- 不要なCSSやJSの削除
- キャッシュ機能の内蔵(プラグイン不要)
プラグインに頼らずとも、内部対策が標準装備されているのは大きなアドバンテージ。
SWELLに変えてからPageSpeed Insightsのスコアが明らかに改善した、という声も多いです。
4. サポート体制とコミュニティが充実している
「有料テーマって、買ってからのサポートが気になる…」という方も多いですが、SWELLは安心。
- SWELLERS’(ユーザー専用コミュニティ)で疑問をすぐに共有できる
- 開発者の了さん自身が情報発信していて、透明性が高い
- アップデートも頻繁で、機能改善が進んでいる
「購入したら終わり」ではなく、購入後の伴走力が強いのも好印象でした。
5. 複数サイトに使える買い切り型
私のように2つ以上ブログを運営している人にとっては、実はかなりコスパが良いテーマです。
「1つのサイトで元が取れた」と感じている人も多く、長く運営する人ほど投資の価値は高くなるでしょう。
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SWELLの注意点
とはいえ、どんなに優秀なテーマでも、完璧ではありません。
SWELLにも、実際に使ってみて「これは気をつけた方がいいかも」と感じた点があります。
1. 初期費用がかかる
ただ、後からテーマ変更する手間や、時間コストを考えると、最初からSWELLで始める方が結果的に効率が良いと感じました。
2. 機能がシンプル寄り
SWELLは、あえて「拡張性よりも操作の快適さとシンプルさ」に振り切って設計されています。
そのため、多機能なテーマ(STORKやTHE THORなど)に慣れている人には、物足りなさを感じる場面もあります。
- 表示できるウィジェット数がやや少なめ
- 自由に細かくデザイン変更したい人には不向き
コードをがっつりカスタマイズしたい人よりも、「ノーコードでおしゃれに仕上げたい人」に向いているテーマです。
3. 他テーマからの移行時に崩れが生じる
CocoonからSWELLへ乗り換えた際、私もブロック装飾の崩れや、目次・ボックスの再調整が必要でした。
特に、クラシックエディタを使っていた人は、移行のタイミングで大幅な修正が発生する可能性があります。
4. プラグイン選びにやや制限がある
- キャッシュ系
- 目次系
- デザイン装飾系
など、SWELLに標準で搭載されている機能と重複するプラグインは、動作が不安定になる可能性も。
テーマ公式で推奨プラグインの案内があるので、そこに従って導入するのが無難です。
SWELLは「時間を買う」テーマ|だから選ばれる

SWELLは、「とにかくブログ運営を快適にしたい」「デザインも機能も妥協したくない」という人にとって、間違いのない選択肢だと私は思います。
無料テーマでの遠回りも楽しい経験ではありましたが、今振り返ると「最初からSWELLを使っていれば、もっと記事に集中できたな」と感じる場面が何度もありました。
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CocoonとSWELLを比較(まとめ)
| 項目 | Cocoon(無料) | SWELL(有料) |
|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 17,600円(買い切り) |
| 操作性 | 設定項目が多く慣れが必要 | 直感的で初心者にも使いやすい |
| デザイン | シンプル | おしゃれで洗練されている |
| SEO対策 | 十分な基本機能あり | 高速表示+内部対策が強い |
| ブロック対応 | △やや不向き(クラシック推奨) | ◎ブロックエディタに最適化済み |
| 情報量 | 非常に多く検索で解決しやすい | 専用コミュニティ&サポートあり |
それぞれどんな人におすすめ?
Cocoonがおすすめな人
- 初期費用ゼロでブログを始めたい
- カスタマイズに挑戦してみたい
- まずはブログを試してみたい段階の人
SWELLがおすすめな人
- デザインも機能も妥協したくない
- ブログで本格的に収益化したい
- ブロックエディタを快適に使いたい
私がSWELLに移行した理由はズバリ「シンプルな美しさ」でした

SWELLを使い始めたきっかけは、とても直感的なものでした。
ある日、ブログの装飾について調べている最中、偶然目にしたあるブロガーさんのサイト。
読み始める前から、その見た目に心を奪われたんです。
スッと目に入る文字、ゆったりとした余白、淡く優しい色合い。
まるで呼吸が深くなるような心地よさがありました。
「なんて洗練された素敵なデザインなんだろう」
思わずサイトの下部を確認すると、使われていたのはWordPressテーマ「SWELL」でした。
Cocoonと並べたときの印象の違いは“静と動”

私はそれまで無料テーマのCocoonを使っていました。
Cocoonは機能が豊富でカスタマイズ性も高く、とても優秀なテーマです。
実際、長く使っていたので愛着もありました。
でも、SWELLと並べて比べてみたとき視覚的な印象がまるで違ったんです。
Cocoonは“にぎやかさ”が強く、情報がぎゅっと詰まっていて、良くも悪くも「ブログらしい」印象。
一方、SWELLは余白を大切にしていて、「静かで整った美しさ」が漂っていました。
具体的にはこんな印象の違いがあります:
| 比較項目 | Cocoon | SWELL |
|---|---|---|
| 余白のバランス | やや狭めで情報量多め | ゆったりとした余白で読みやすい |
| 見出しデザイン | 種類が豊富でカラフル | 統一感があり、洗練された印象 |
| 雰囲気全体 | 元気・情報発信型ブログらしさ | 雑誌のような落ち着きと高級感 |
「おしゃれに見せたい」「読み心地をよくしたい」と思うなら、デザインそのものの力ってすごく大きいと改めて感じました。
第一印象が読者の滞在時間を決める

見た目なんて後回しでいい!
そう思っていた時期もありました。
でも、自分が検索ユーザーとして情報を探すときのことを考えると、
「読む前に、読むかどうかを判断している」という事実に気づかされます。
デザインがごちゃごちゃしていたり、文字が小さかったり、配色がきつかったりすると、
どんなに良い記事でも「読む気」が薄れてしまう。
逆に、見やすく整ったデザインだと、それだけで「この人、ちゃんとしてるな」と信頼が生まれ、もう少し読んでみようかな…という気持ちに自然とつながります。
これは自分のブログにも言えることで、SWELLに変えてから実際に滞在時間が伸びたというデータも出ています。
- 回遊率が上がった
- 読者の離脱率が減った
- SNSから来た人の滞在が伸びた
見た目が持つ影響力って、思っている以上に大きいんだなと実感しました。
まとめ|CocoonとSWELL、どっちも良い「今の自分」に合う方を選んで!
テーマ選びは、ブログの土台を作るとても大事なステップ。
どちらのテーマにも良さがあり、自分が「今どこにいるか」「どんな目的を持っているか」によってベストな選択は変わってくると思います。
- お試しならCocoon
- 本気ならSWELL
これが私の実体験から出た答えです。
どちらを選んでも、あなたのブログライフがより楽しく、充実したものになりますように!



