~他者の軸を学ぶことで見えてきた、自分の方向性~
今日は、自分のビジネスをより良く育てていくために、花業界で活躍されている方々の「活動スタイル」や「軸」をもとに、ポジショニング分析(市場における立ち位置の整理)をしてみました。
同じ“花”というフィールドでも、その表現方法や大切にしている価値観は本当にさまざま。
どの方も独自の世界観を持ち、確かな強みを活かして輝いています。
今回の内容は、あくまでも私自身の視点で整理した学びの記録です。
他者を評価する目的ではなく、「自分はどんな方向性を目指したいのか?」を見つめ直すためのものとして読んでいただけたら嬉しいです。
今回は、花業界でよく見られる2つの方向性──
「技術型」「ブランド型」──を整理しつつ、
そこから見えてきた和花人オリジナルの在り方「ストーリーテリング型ビジネス」についてもまとめてみました。
ポジショニング分析とは?
たとえば花業界では、「技術力で選ばれる人」「ブランド力で認知を得る人」「世界観で共感を集める人」など、それぞれが違うポジションに立っています。
MIHOこの分析を使って業界全体を俯瞰して見ることで、自分の強み・届けたい相手・価値の伝え方を整理でき、「他と比べられない独自の存在」として発信できるようになります。
1. 技術型ビジネス|スキルを磨き、作品で信頼を築くスタイル

ひとつひとつの作品を丁寧に仕上げ、技術そのものを深めることでファンを増やしていく。
まさに「職人の道」を歩むようなビジネスモデルです。
このタイプの成功パターン
→ 「〇〇先生に習いたい」というように、個人ファン化型として信頼を積み重ねる。
最終的には「技術の深み」で勝負するスタイルです。
2. ブランド型ビジネス|仕組みと信頼を活かして広げるスタイル

起業後すぐの認知力が低い時期でも、強いブランドの理念や流通網、販促力を借りることで、全国的な展開や認知を得やすいのが特徴です。
このタイプの成功パターン
→ 「このブランドの商品を扱っているお店」として信頼を得る連携型。
スピードと安定性が魅力ですが、最終的には「ブランドの広がり」に重心が置かれます。
3. ストーリーテリング型ビジネス|自分という物語を軸に生きるスタイル

作品やサービスを通して「自分らしい生き方」「伝えたい想い」を形にしていく──そんな“内面から咲くビジネス”です。
このタイプの成功パターン
→ 「この人の生き方が好き」と言われる共感・信頼型。
最終形は、「世界観の循環」。
自分の内側と外側が調和し、仕事と人生がひとつになるスタイルです。
花業界3タイプ比較(構造と依存軸まとめ)
| 観点 | 技術型 | ブランド型 | ストーリーテリング型 |
|---|---|---|---|
| 主軸 | 技術力・デザイン性 | ブランド・仕入れ力 | 自己理解×発信力×循環ビジネス |
| 目的 | 個人のスキル向上・作品の質を高める | ブランドの信頼と流通を共有 | 自分の世界観をビジネス化し、持続可能な働き方を作る |
| メリット | ・技術が磨かれる ・作品クオリティ向上 ・固定ファンがつきやすい ・技術継承によって長く愛される | ・信頼性を初期から得られる ・全国展開が容易 ・最新トレンドを入手できる ・即売上に反映できる | ・独自のブランドを構築できる ・発信力を育てて自走可能 ・技術よりも「想い」で人が集まる |
| デメリット | ・技術偏重で発信力が弱い ・SNSでの広がりに限界 | ・ブランド依存で独自性を発揮するのが難しい ・固定コストが発生 ・離脱困難 | ・内省に時間がかかる ・即効性が見えにくい ・抽象的な世界(心理や想い)のため伝え方が難しい |
| 成功パターン | 「〇〇先生に習いたい」=個人ファン化型 | 「〇〇商品がある店」=ブランド連携型 | 「〇〇さんの生き方が好き」=共感・信頼型 |
| 最終形 | 技術の“深み” | ブランドの“広がり” | 世界観の“循環” |

まとめ:自分の「花の咲かせ方」を選ぶ
技術で魅せるのか?
ブランドで広げるのか?
それとも、自分という物語でつながるのか?
一歩俯瞰して自分を見つめると、「何が足りないか?」ではなく、「何を活かせば自分らしく咲くことができるのか?」が見えてきます。
誰かと比べるのではなく、自分の旗をどこに立て、どんな花を咲かせたいのかを決めること。
それが、ポジショニング分析の本当の目的です。
私はこれからも、
「誰にも真似できない物語を、あなたの手で咲かせてください」
という想いを胸に、Bloom Storytelling Business=自分の花を咲かせる働き方を提案していきます。
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