頑張ってるのに成果が出ない人必見!心理学でいう「スコトーマ=盲点」の正体と外し方

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こんにちは、和花人(わばなびと)ブログのMIHOです。

努力しているのに成果が出ない…。
これだけ頑張ってるのに、なんで結果につながらないんだろう?

そんな風に感じたことはありませんか?

実はその原因、能力や努力不足ではなく “見えない盲点” にあるかもしれません。
心理学ではこれを「スコトーマ(心理的盲点)」と呼びます。

私自身も、この“見えない壁”のせいで成果を逃していた経験があります。
たとえばInstagram動画。流行の編集方法を真似したのに、ターゲット層の心にはまったく響かず失敗したんです。
「おしゃれ=効果的」という思い込みに縛られていたことに、後から気づきました。

今回はそんな「スコトーマ」という心理現象について、

✔ そもそも何なのか
✔ 私の実体験でどう現れたのか
✔ ビジネスでのよくある落とし穴
✔ そして盲点を外す方法

をわかりやすくお話しします。

今回の記事の目次

スコトーマとは?

スコトーマ(scotoma)は、もともと眼科で使われる「視覚の盲点」という意味。

心理学では

「自分の価値観や思い込みによって、本来は見えるはずの情報が見えなくなる状態」

を指します。

人間の脳は、関心のある情報だけを拾い、それ以外は無意識にスルーします。
これは効率的に情報処理するための脳の仕組みですが、偏りすぎると重要な情報まで見逃してしまいます。

私がスコトーマに陥ったエピソード

スコトーマという言葉を知ると、

「ふーん、そういうこともあるんだな」

と思うかもしれません。
でも、本当に怖いのは「それが自分にも起きている」という事実です。

しかも厄介なのは、スコトーマは自分では気づけないということ。
だからこそ、他人から見れば明らかなズレでも、自分の中では“正しいやり方”として続けてしまうんです。

私自身も、過去に何度もスコトーマに陥ってきました。
その中でも特に印象的だったのが、Instagram動画編集での失敗。
「流行っている=効果的」という先入観に支配され、自分のターゲット層の特性をすっかり見落としてしまっていたんです。

ここからは、私が実際にスコトーマに気づかずに行動してしまったエピソードを具体的にご紹介します。

Instagram動画編集での思い込み

以前、私はInstagramの動画で「おしゃれなインスタグラマーがやっている編集方法」を試したことがあります。
1秒や2秒のズーム、流れるような短いクリップ、英語の単語を添える…そんな若者向けのテンポの早い編集です。

正直、

「これをやれば絶対に視聴率が伸びる!」

と信じていました。
なぜなら、フォロワーの多いインスタグラマーたちがこぞってこの編集を使っていたからです。

完全に“オシャレ=効果的”という先入観に支配されていたんですね。

しかし、その動画を見た動画の師匠から一言。

「この編集方法は、あなたのターゲット層には合っていないよ。」

理由はシンプルで、私のターゲットは40〜50代女性。
師匠曰く「動きが早すぎて疲れてしまう」「もっと落ち着いたテンポの方が見やすい」ということでした。

つまり私は、「若者向け」の成功事例をそのまま自分のビジネスに当てはめていたわけです。
これこそがスコトーマ。

“オシャレで流行っている方法”に目を奪われ、本当に必要な視点(自分のターゲット層の特性)が完全に抜け落ちていました。

▽こちらが師匠に指摘された「オシャレだと思って真似ていた頃」の動画です。

▽こちらが今の動画です。

個人ビジネスで起こるスコトーマの例

私のInstagram動画のように、スコトーマは個人ビジネスでも日常的に発生します。

  • 市場の変化に気づかない
    「今までこの方法で売れたから大丈夫」と新しい手段を試さない
  • お客様の本当のニーズを見落とす
    自分の好みや感覚を優先し、顧客の反応を軽視する
  • 成功事例を鵜呑みにする
    ターゲットが違うのに他人のやり方をそのまま真似する

特に個人で事業をしていると、全ての判断が「自分基準」になりがちです。
だからこそ、自分の思い込みや先入観に気づくのが難しいんです。

スコトーマが危険な理由

  1. 成長が止まる
    →「市場」や「顧客」の変化を見逃す
  2. 競合に遅れを取る
    →適切な施策が後回しになる
  3. 自己満足ビジネス化する
    →「自分が好きだから」という理由で売れない商品を仕入れる、あるいは作る
  4. 顧客離れが起きる
    →ターゲット層の求めるものとズレていく

私のInstagram動画の件も、もし師匠に指摘されなければ、ずっと間違った方向で動画を作り続けていたかもしれません。

スコトーマを外す3つの方法(私の実感)

方法1:第三者の視点を取り入れる

師匠や信頼できる仲間、お客様の声は、自分では見えない部分を教えてくれます。
私も動画の師匠の指摘がなければ、あの編集方法が自分のビジネスに合わないことに気づけませんでした。

方法2:数字と事実で判断する

感覚だけで判断すると、思い込みが強くなります。
「アクセス解析」や「視聴データ」を見れば、ターゲット層が本当に求めているテンポや内容がわかります。

方法3:あえて逆を試す

「自分ならやらない」と思うことをあえて試すのも有効です。
私は「短尺動画は意味ない」と思っていましたが、試してみたら通常投稿より反応が10倍以上になりました。

個人ビジネスでのスコトーマ例一覧

ここまでスコトーマの仕組みや私の体験談をお話ししてきましたが、

「じゃあ、他にはどんな場面でスコトーマが起こるの?」

と感じている方もいると思います。

実は、個人ビジネスでは日常的にこの“心理的盲点”が現れます。
しかもそのほとんどは、自分では無意識のうちにやってしまっているパターンです。

私もInstagram動画編集や商品の見せ方で、何度もこの落とし穴にハマりました。
一見「当たり前」に思えることでも、よくよく見直すと実は思い込みだった…なんてことは珍しくありません。

そこでここでは、私の経験や周りの起業仲間の話をもとに、個人ビジネスでよく見られるスコトーマの具体例を一覧にしてみました。
自分の中に同じパターンがないか、チェックしてみてください。

状況・場面思い込み(スコトーマ)実際の可能性よくある原因
高価格商品は売れない「うちの客層は安さ重視だから」価値やストーリーを伝えれば高くても売れる自分の価値基準で価格を決めてしまう
SNSは若者向け「40代以上は見ない」実際は50〜60代も情報収集にSNSを使っている昔の固定観念・統計の誤解
得意分野だけで勝負する「苦手は捨てるべき」弱点を補えば市場や顧客層が広がる自分の快適ゾーンから出たくない心理
競合は敵「真似されたくないから距離を置く」協業やコラボで新しい市場を開拓できる他者との比較・対抗心
広告費は無駄「お金をかける余裕はない」少額でも効果的な広告で集客できる過去の失敗経験や誤情報
他人の成功事例をそのまま真似「同じ方法をやれば同じ結果になる」ターゲット層や市場背景が違えば結果も違う成功事例の「背景」を分析しない
Instagram動画編集(わたしの体験)「オシャレなインスタグラマーのやり方は効果的」ターゲット層(40〜50代)には落ち着いたテンポの動画が合う流行=効果的という先入観
顧客層を自分で決めつける「うちのお客様は〇〇な人ばかり」実際には想定外の層が購入している場合もある調査不足・固定観念
市場が小さいからやっても無駄「ニッチすぎて売れない」コアなファンを獲得できれば高単価販売も可能数字より感覚で判断
長文は読まれない「今は短文・短尺が主流」深い情報を求める層には長文記事の方が信頼されるトレンド情報の一部だけを鵜呑みにする
値引きしないと売れない「価格を下げないと買ってもらえない」付加価値や限定性を高めれば値引き不要売上不振の焦り
SNSの投稿は毎日しなければならない「更新頻度が命」質の高い投稿の方がフォロー率・エンゲージ率が上がる他人のやり方をそのまま適用
お客様のクレームは悪いこと「ネガティブ意見=敵」改善のヒントや新しいニーズの発見になる感情的な反応で受け止めてしまう
自己流が一番効率的「自分のやり方が一番合っている」外部の意見や最新情報で効率がさらに上がる過去の成功体験への固執

まとめ

スコトーマは、誰にでもあります。
私もInstagram動画編集の件で、「流行っている=効果的」ではないという大切な教訓を得ました。

個人ビジネスでは、ターゲット層や市場を理解した上で判断することが不可欠です。

第三者の視点を取り入れ、数字を見て、時には逆の発想を試すことで、スコトーマは少しずつ外せます。
もし今、思うような成果が出ていないなら、それはスコトーマのせいかもしれません。
今日からぜひ、自分の“見えない壁”に光を当ててみてください。
その向こうには、まだ見ぬチャンスが広がっています。

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