花の仕事を続ける中で、見えてきた“違和感”
私は長い間、「花で生きていく」という夢を追いかけてきました。
花を選び、デザインを考え、作品を作って、誰かの手に届ける。
その喜びは、何度経験しても色あせないものです。
けれど、同時に心の奥ではずっとこう感じていました。
「私が本当にやりたいことは、これだけじゃない気がする。」
花業界でのさまざまな働き方を経験し、
最初はブランドに所属して活動し、
次に技術を磨き、
そして最終的に「ストーリーテリング型」という今の生き方にたどり着きました。
今日は、その道のりを少し振り返ってみたいと思います。
ブランド型の時期:安心の中にあった“不安”

最初に私が飛び込んだのは、「ブランドの中で活動する世界」でした。
すでに認知されたブランドの仕組みに入り、その名を掲げて活動できるというのは、とても大きな安心感がありました。
でも、時間が経つにつれて、心の奥に少しずつ“違和感”が広がっていったんです。
「この世界の中に、私の“声”はあるのかな?」
もちろん、ブランドの力は素晴らしい。
MIHOでも、誰かの作った世界にずっといると、「自分で世界を描く力」や「想いを形にする感覚」が少しずつ薄れていくことに気づきました。
もっと自分らしい技術を磨き、もっと自分の想いをまっすぐに届けたい。
そう思ったとき、私は次の世界──「技術型」へと足を踏み出しました。
技術型の時期:結果を出しても満たされなかった心
ブランドを離れた後、次に私が向かったのは「技術を磨く道」でした。
お客様から「きれい」「すごい」と言ってもらえることが嬉しくて、誰よりも丁寧に、誰よりも上手く、作品を仕上げようと努力しました。
確かに、技術が磨かれるほどに作品の完成度は上がり、自分の実力を実感できるようになっていきました。
けれど、ある日ふと気づいたんです。
「こんなに頑張っているのに、心が全然満たされていない。」
数字も成果も悪くないのに、どこか虚しい。
それは、“心”と“仕事”が一致していなかったから。
そのことに気づいた瞬間、私は“技術の先にあるもの”を探し始めました。
ストーリーテリング型にたどり着いた日
ブランドにも守られた。
技術にも助けられた。
でも最終的にたどり着いたのは、「どうすれば、自分の物語が“誰かの心”を動かせるのか?」という視点でした。
MIHO“私”という物語を生きることが、
“あなた”という物語を動かす力になる――
それが、私にとってのストーリーテリング型ビジネスなのです。
ストーリーテリング型ビジネスとは?
技術やブランドの“外側の強み”ではなく、自分の想い・経験・世界観といった“内側の資産”を活かして働くスタイルです。
この考え方の根底にあるのは、
「あなたの人生そのものが、すでにひとつの物語であり、誰かの勇気になる」
という想い。
仕組みとしての詳しい話は次の記事でお伝えしますが、ここではまず、「物語を生きることが、ビジネスになる時代が来ている」ということだけ、心に留めていただけたら嬉しいです。
まとめ:誰にも真似できない物語を生きる

ブランドに守られた時期も、
技術を追い続けた時期も、
どれも私にとって必要な経験でした。
けれど、私が選んだのは「誰にも真似できない私の生き方」で咲く道。
「自分の物語こそが、最大のブランドになる」
そう信じて、私は“Bloom Storytelling Business”という新しい形を、これから育てていこうとしています。
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